10:44 AM

日々

TOKYO2020パラリンピック走り書き

素晴らしい開会式だった。

何よりも、世界の人口の15%、12億人が何らかの障害を持っていることを知れたのがよかった。

多分パラリンピック選手にもできること、できないことがあると思う。
そこをどう折り合いをつけて、できることを思いっきり伸ばすか。

いち障害者として彼らから学びたい。

 

今までパラリンピックは偽善だと思っていたけど(これを読んでるスポンサー企業の皆さんは共生社会云々言ってる暇があったら、とっとと障害者雇用率を上げてください)、IPCの会長?のスピーチで、「4年に1度障害について考えればいいとかではなくて、絶え間なく差別をなくし、みんなが一緒に生きられる社会を作り続けなければならない」みたいなことを言っていて深く頷いた。

今はパラスポーツを興味深く楽しんでいる。

パラリンピックへの見方が180度変わったTOKYO 2020でした。

東京五輪について思うこと

早いもので、オリンピックは今日閉会式だ。

コロナ禍関係なく、私は招致活動の時点から反対だった。体育が嫌いだった私にはスポーツの祭典にお金をかける意義が見出せず、震災からの復興や、毎年起こる災害の対応に金をかけるべきだと思っていたし、今も思っている。ある意味コロナ禍も天災のようなものだ。

開会式はひどいもので、各競技のピクトグラムをリアル人間で表現したのは面白かったけど、正直今後の五輪の開会式はもう入場行進だけで良いのではないかと思った。国威を見せつける必要なんて無い。漫画を模した衣装にも怒りを感じた。本当に漫画を描いたことがある人なら、漫画の表現なんてあんなもんじゃないとわかるはずだ。

私の大好きな国、台湾の扱いには反吐が出て、順番的には五十音の「た」の位置に置いたのに「チャイニーズタイペイ」と言ったのが頭に来た。もう台湾は台湾でいいじゃないですか。本人たちも自称しているし、中国は「台湾は台湾省」と考えているだろうから中国に遠慮することにもならない。

 

そうは言っても良かったこともある。特に新競技は、世の中にはこんな競技もあるのかと思えたし、何よりも空手の形は衝撃的だった。シンプルに自分の身体のみと対話する楽しさは、社会人になってから弓道やヨガをやってみてわかった。高校時代空手部に入っておけば良かったと思ったほどだ。私は運動が苦手だけど、今考えてみれば別に勝つ必要なんてないのだ。筋トレの楽しさも知った今は、選手たちの足腰の強さに憧れる。しかし、それら全ては大人になってからわかったことで、高校入学時にその選択ができたとは思えない。人間、ある程度長く生きてみるものだな。

女子スケボーのストリートもパークも雰囲気が良くて、選手たちはみんなお友達で仲が良くて、お互いの演技を讃えあっていたのが良かった。みんなスケボーを楽しんでいて悲壮感が全く感じられず、スポーツとは本来このようであるべきなのかもと感じた。男子にはその雰囲気をあまり感じなかったので、もしかしたらスケボー女子には黎明期特有の煌めきがあるのかもしれない。

 

オリンピック開催の是非はともかくとして、新型コロナのニュースで日々ゲッソリしている日本国民に明るいニュースを届け続けてくれたことは良かったことかもしれない。

私は以前の記事に書いた通りパラリンピックは偽善の部分が大きいと感じているけれど、自分自身がいち障害者であるため、選手たちから学ぶべきことはあるかもしれないと感じている。つまり、障害に人生を支配されないこと、負けないこと投げ出さないこと逃げ出さないこと信じ抜くこと、ダメにーなーりーそうなーとーきそれがー一番大事ー♪ということ(気がつくと『それが大事』の歌詞が浮かんでいた)。

私自身は「自分がぶっ壊れるぐらいなら負けてもいいし投げ出してもいいし逃げ出してもいい、むしろ逃げろ」と常々思っているが、選手たちの姿勢を見て取り入れるべきところは取り入れられたらと考えている。

妊娠後期メモ(臨月より前)〜34週目の実感〜

備忘録としての走り書き。

 

・妊娠というものは自分の身体による自分の

人 格 否 定

だなと感じる。

「お前は子供を産むためのただの器だ」と言われ、全て赤子のために身体がコントロールされる。母体の意思なんて完全に無視。

椎名林檎の『流行』の曲にあるように「私の名ならば女 それ以上でも以下でもない」状態。あれ、妊娠や子育ての歌なのか…?

流行りの服も着られないし、流行から置いてけぼりにされる。


・妊娠34週、腹が既に大きくて寝付くのが難しい、運動しんどい、呼吸が浅くなり常に息苦しい、ほとんどの時間身体が重い、床に磁石で引っ張られるかのごとく横になって眠ってしまう。

こんなんじゃ臨月はどうなるんだろう。臨月は妊娠36週からを指すようです。37週から41週の間に生まれてくるのが確かノーマルな出産。


・「今は動くな、エネルギー使うな、俺のために眠れ」と赤子に身体が支配されている。

赤子が全てであり、コントロールセンター。私の身体はもはや私のためのものではない。

妊娠初期に近い感覚。これが後期悪阻?


成長に莫大なエネルギーを使っているのかな?

これからあと1kg増えるんだものな。臓器などは結構完成しているみたいだから、今は外界に適応できるよう膨らましている状態なのかもしれない。

妊娠初期は色々とトンカントンカン作るのにものすごいエネルギーを使っているのかも。


・恥ずかしながら恥骨痛に悩まされています

お腹がぼーんと大きくなるので、恥骨にかかる負担が大きくなってなるらしいです

対策は痛み止めを飲むとか我慢するとかあっためるとか、らしい


・妊娠の週数を重ねると赤子にとって子宮は窮屈になり、一般的に胎動は少なくなると言われている。

確かに頻度は落ちた気がするけど、成長した分エネルギッシュで蹴られると痛い。

 

・赤子は自分に都合のよくないことを話されるとボコボコと私の腹を殴る蹴るなどする。第二子をどうするかなど。お前絶対日本語理解しているだろ。


・うちの赤子は管楽器の響きが好きらしく、管楽器が大活躍するオケ曲を聞かせるとよく動く。将来は吹奏楽部か?

・昨日モーツァルトを聞かせたら、殴る蹴るというよりモニョモニョと動いていた。やはり赤ちゃんはモーツァルトが好きなのか。理由は不明。母体が強制的にリラックスさせられるのも一因かも。

 

色々とトラブルを書き連ねましたが、自身の身体が刻々と変化していくのはまさしく「真夏の大冒険」です。妊娠しているだけで冒険できます。トラブルはしんどいけど、どうせならそれを面白がった方がお得で楽しいかなーと思います。

早く子供に会いたいです。夫と私の間に生まれる子はどんな子だろう。早く顔が見たい。

病院の方針で出産まで性別は明かされないのですが、男でも女でもそれ以外の性でも母ちゃんは君を愛するよ。

でももう少しお腹でゆっくりしていてね。

私の悪阻体験(食べ物など)と妊娠中のメンタルの崩れ対策

あと1ヶ月と少しで子供が産まれる予定です。

ブログを見返したら、あまり悪阻について書いていなかったので備忘録として書きます。

※当然ですが症状には個人差がありますので一体験談としてお読みください

 

・食べ悪阻は無し。(食べ悪阻=常に食べていないと気持ち悪くなってしまうこと)

・吐き気はあっても、実際に戻すことはなかった

・とにかく気持ちが悪くて、身体を縦にしていられない、立っていられない、座ってもいられない→横になる→そのまま眠ってしまう

・1日20時間ぐらい眠っていたと思う。起きていたのは夫が帰宅する20時から眠る24時まで。眠り悪阻がひどかった

・体重は下がった(3kgぐらい)

・匂い悪阻はほとんどなかった。よくご飯を炊く時の匂いで気持ち悪くなる人がいると聞くが、結婚の時に蒸気レスの炊飯器を買っていたのも効果的だったかもしれない。ダメだったのは強いニンニクの匂い(少しなら大丈夫)

・食べられなくなったもの:魚。

 普段は平気だったぶり大根を作ってみて、強烈に魚臭く感じた。

・1回に食べられる量が非常に少なくなったので、1日6食ぐらい食べていた。早朝になると「腹が減った」と胎児に起こされる。→何か食べるが、その度に歯を磨くのが面倒だった。

・夫にコンビニご飯を何回も買ってきてもらった

 

【食べていたもの】

・果物ゼリーより、シロップ漬けの方がスルスルと食べられて楽。セブンイレブンでパック入り(not缶入り)のものが色々売っている。それにヨーグルトをかけて食べていた。

・バナナにも頼りまくった。

グラノーラも、牛乳を入れてから少し置いてふやかして食べていた。スルスル流し込むように食べられるものが楽。

・ヨーグルト万歳。バナナにもグラノーラにもかけた。サッパリするので食べやすい。

 

【対策】

・吐き気止め(プリンペラン)と悪阻止め(漢方)を病院で処方してもらった

 

【時期】

・吐き気は妊娠1ヶ月か2ヶ月目から。安定期と呼ばれる時期になったらマシにはなったが、たびたび気持ち悪さに襲われた。完全に無くなったのは6ヶ月目ぐらいかもしれない。

・眠いのは妊娠判明前からで、妊娠後期に入るあたりまでずっと。

 

とりあえず覚えているのはこれぐらいです。

思い出したものがあれば追記します。

これまでで一番キツかったのは安定期中のメンタルの崩れでした。数週間にわたり、理由もなく涙が出てきて、それに脳が理由を後付けし、寝逃げするしか方法のない日々が続きました。ほとんど動けず、家事も全くやらない日々。今年の5月下旬、6月ごろのことです。精神科でお薬を増やしてかなり良くなりました。妊娠していても飲めるお薬は色々あるので、困ったら精神科に行くのをオススメします。

『河童』

芥川龍之介の小説に、『河童』というものがある。
その中で、河童は出産の際に、お腹の子供に「この世に生まれてきたいか」を聞き、答えが「いいえ」だったらその子供は消滅する、という話がある。

【以下、引用】
お産をするとなると、父親は電話でもかけるやうに母親の生殖器に口をつけ、「お前はこの世界へ生れて来るかどうか、よく考へた上で返事をしろ。」と大きな声で尋ねるのです。
(中略)

「僕は生れたくはありません。第一僕のお父さんの遺伝は精神病だけでも大へんです。その上僕は河童的存在を悪いと信じてゐますから。」

(中略)

そこにゐ合せた産婆は忽ち細君の生殖器へ太い硝子の管を突きこみ、何か液体を注射しました。すると細君はほつとしたやうに太い息を洩らしました。同時に又今まで大きかつた腹は水素瓦斯を抜いた風船のやうにへたへたと縮んでしまひました。

【引用終了】

この話を高校生の時に読んだ時、私は当時から死にたがりだったため、「何と上手くできたシステムだろう、私も嫌だと答えて生まれる前に消えてしまいたかった」と思った。

しかし、妊娠後期の今となっては「ふざけるな。それまでの母親の10ヶ月を返せ。」と思う。というか、もし私が腹の赤子に言われたら泣く。

悪阻に苦しみ、抗い難い眠気に苛まれ、ホルモンの変動が激しいために精神的にも不安定になり、胎動が始まれば寝付けなくなり、睡眠も浅くなり中途覚醒に悩まされる。
お腹が大きくなってくると背骨が子宮に圧迫され腰痛に苦しみ、大腸が圧迫され便秘になり、膀胱が圧迫され頻尿になる…というか尿意がよくわからなくなる。

妊婦は赤ちゃんの分を含めて通常の1.3〜1.5倍もの血液を回しているので、常に喉が渇いているし、立ちくらみもするし、少し歩くだけでいとも簡単に息切れしてしまう。

河童の妊娠期間がどれほどのものかわからないし、確かに子供は親の意志で、エゴで、望まれてーそうでない場合もあるのは知っているが、子供は望まれて生まれてきて欲しいー「生まれさせられる」のだが(だからきっと英語で「生まれる」はbe bornと受動態なのだ)、母親もそれなりに苦労している。よく「お腹を痛めて産んだ子」という表現があるが、あれは多分、お産の時だけを指してはいない。

そんな『河童』のエピソードを、芥川龍之介を大学院で研究している留学生とお会いして思い出した。
確かに持病の遺伝などは不安だが、そこは親も子供もコントロール外であるし、親がせいぜいできることは、「あー生まれてきて良かった!」と子供が思える様に努めながら育てることぐらいだ。楽しい思い出、一緒に沢山作りたいね。

妊婦は意外と忙しい(たとえフルタイムで働いていなくても)

妊娠中もフルタイムで働いている方にとっては、「ハッwww」と言われそうな内容ですが、とりあえず書きます。

ちなみに、私は駆け出しの翻訳者・英文記事ライター・「SNSの中の人の更に裏方」(ネタ出し)をやっています。全て在宅でできるものです。楽そうに聞こえるかもしれませんが、調べ物の量がヤバい。SNSのネタ出しのために、遠方まで出かけることもあります。

また、アメリカ在住プロの通訳・翻訳者の師について、グループレッスンで恐ろしい量の宿題が出る英語講座をzoomで受けています。毎回真剣勝負、全てを吸収すべく気合を入れています。

前回書いた通り、どうも私は普通の妊婦さんよりしんどいようで、特にメンタル不調が酷かったです。今は改善しつつあります。

 

・集中力が落ちて何も手につかない、仕事や勉強のペースがガタ落ち→妊娠していない時より倍以上の時間がかかる

・眠気が酷いので眠る時間の確保が必要(←眠気を覚える妊婦さんは多いのですが、途中で落ち着く場合もある。私の場合出産まで続きそうです)。酷い時は食事以外はずっと寝ている。更に酷い時は夕食すら抜いて寝ている。気持ち悪くて寝ているしかない時も多い

・家事がしんどい、やる気ない、やったとしても息切れヤバい。夫も最初は協力的だったものの、体調不良が続くようになり、全く助けてくれなくなった。

・妊婦検診の頻度が高い。初期〜安定期は1ヶ月に一度ですが、妊娠後期直前あたりから2週間に一回になります。そのうち1週間に一回になるよ。

・精神科にも通っているので病院通いが増えている

・里帰り出産のため帰省しており、母の用事によく付き合わされる

 

里帰り出産で母に家事は甘えまくっていますし(特にご飯作り)、ライター業のクライアントは優しくて妊娠中は自分のペースで、しんどかったらスローダウンしていいよと言われていますがあと書くべきは14記事。なんとか出産まで完遂したいところ。

 

という訳で、妊婦は意外と忙しいのです。フルタイムで働いている方は本当に尊敬いたしております。産休まで突っ走り続けないといけない訳ですから。実際は悪阻の時期が一番しんどいと思うので、産休以外にも休暇が取れるといいなと思います。人によっては仕事をしている方が気が紛れて悪阻をあまり感じなくなるようですが、知人は週3で休み、仕事中も眠ってしまい、「眠いのわかるけど起きて!」と女性の先輩に言われたそうです。しかも何が辛いって、眠気覚ましにカフェインが取れないこと。

 

命を生み出す作業というのは思ったより大変で、「妊婦は生きていればそれだけで百点満点」という言葉を支えに生きています。

 

妊娠の安定期振り返り(もうすぐ後期)

今日で妊娠27週1日目だそうで、28週から妊娠後期に入ります。※だいたい赤ちゃんは37〜41週で産まれてきます。

なお、日本では最後の月経開始日を0週0日と数えるため、実際は妊娠していない期間も含まれます。

5月半ばから里帰り出産のため新潟におります。

ここ数ヶ月はいわゆる「安定期」(=胎盤が出来上がった)で、妊娠中最も動きやすいとされる時期だったのですが、実際は全く安定しておりませんでした。
妊娠のしんどさは本当に人それぞれ、更に同じ人でも宿った子供によるので、あくまで私の今回のケースです。

・【吐き気】エンドレスに続く吐き気はおさまり、一度に少量ずつしか食べられなかったのが、きちんと一食分食べられるようになった。しかし、その代わり突如として吐き気が襲い来るようになり、ウエエエエとなって座り込んでしまうので、医師に相談したところ、悪阻向け漢方薬を処方されました。現在は落ち着いたため薬は飲んでいません。
・【胃痛】一時期ヤバかった
・【お腹の張り】「イタタタタ」と声に出てしまうほどのお腹の張りによる痛みが続く→急遽受診→靭帯が伸びるからだそうで、頓服薬を処方→現在は落ち着いている
・【立ちくらみと息切れ】実は妊婦さんは胎児に血液を回すため通常の1.3〜1.5倍の血液を体内で循環させているらしく、まあ、しんどくて普通だね¯\_(ツ)_/¯

・【眠気】妊娠初期から。眠気悪阻とも呼ばれ、いつまで続くかわからないもの。医師曰く「妊娠しているメスなのでしょうがないです」。
抗い難い、コントロール不可能な眠気に襲われ、多くて一日20時間ほど眠る。フリーランスとしての仕事は進まず、必死に食らいついているzoom英語講座の予復習もなかなか手につかず、焦りばかりが募る。妊娠初期はほぼ動けなかったため「もう子供と私と夫さえ生きていればいいや」という境地に達したが、中途半端に動ける日が増えた分再び葛藤に苛まれる。
➡️最近になって、夜の眠りが浅くなり、中途覚醒するようになった。一説によると産後の眠れない生活に慣れるための準備らしいが、勘弁してほしい。

・【酷いうつ状態
脳の回路がぶっ壊れた。
・理由もなく涙がボロボロこぼれ、わんわん泣く→脳が理由を探しだす→死にたい
・文脈関係なく、突如として悲しいこと、辛いことを思い出す→泣く
・自分の妊活にまつわる出来事が全てマイナスのものに思えてくる
・持病の遺伝が怖い
・嫌なことを少しでも感じたら寝逃げ→何もできない

脳がわざわざ記憶の引き出しから辛いものだけを率先して取り出し、それが更に辛く見えるよう加工して、「ほら、お前が妊娠したのは間違いなんだよ」と言ってくる。

幸い、市の保健センターが母子手帳交付時に「メンタルがしんどくなったら電話してくださいね、平日昼間ならお話聞けますから」と言ってくださったので、保健師さんにSOSコールをしたこともありました。我が市の行政サービスI love you.

妊娠中はホルモンの状態がコロコロ変わるので、別に元々精神疾患を持っていなくても精神が不安定になりやすいようです。
今は改善に向かいつつあるか微妙なところです。精神科にもお世話になっており、薬も少し変えましたが、正直、日々受け止めてもらっている母に申し訳ないです。でも胎児を責めてもしょうがない…ただ一生懸命生まれようとしてきているだけ…。

よく「安定期で元気な日は運動を」などと言われますが、そんな日はほとんどありませんでした。

結局のところ、「どうやら自分は普通の妊婦さんよりもしんどい妊婦なのだ」という事実を受け入れるほかないな、という境地に達しました。

とはいえ、そんな日々の中でも夫がドライブに連れて行ってくれたり、美味しいレストランで2人の時間を楽しんだり、帰省した今は母が毎日お茶を淹れてくれたり、両親と3人で出かけたりと、キラキラした時間はありました。

気分が沈む時間が長い一方で、妊婦検診でエコーで赤子を見られると嬉しいし、順調だと言われるとホッとするし、「早く会いたいなあ」だの「顔が見たい」だの言っていて、朝胎動を感じたら「おはよう」と声をかけている。まさに天国と地獄のジェットコースター。

・【胎動】母体の弱りっぷりに反して、赤子は超元気です。最初はたまにピコピコするな?という程度だったのが、どんどん頻度も上がり、動きも大きくなってきました。食後によく動くのと、夜行性のようで、夜になるとボコボコと私の腹を殴ったり蹴ったりと武道の修行?筋トレ?を始めるます。寝付けません。
「感謝の正拳突き一日一万回かよ!!」(HUNTER×HUNTERネタ)と思っていましたが、最近はジョジョのキャラクターの如く「オラオラオラオラオラ!」とか「無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」という勢いでパンチや蹴りを繰り出されるので、おそらくスタンド使いが生まれてくると思われます。
赤子よ、クレイジー・ダイヤモンドとかゴールド・エクスピリエンスとか、回復系だと私は嬉しいなあ。
そしてブチャラティみたいな超カッコイイ人(男女問わず)になってください。弱い人に手を差し伸べ、男も女も思わず惚れ込んでしまうカッコよさ…上司にしたい人間ナンバーワン。

 

★まとめ★
とりあえず、妊娠して分かったことは「妊娠はマゾい」ということ。そして学んだことは、「周囲の人のかけてくれる声の温かさ」でした。特にTwitterでは沢山の先輩ママ・パパに慰められ、励まされ、しかもそれが全然嫌味ではなく、Facebookで「人体を製造している間は生きてるだけで百点満点💯ですよ」と言っていただけた時は涙が出ました。「え?私はもっと楽だったけど、そんなにしんどいのおかしくない?」と言ってくる人は誰もいませんでした。

長くなりましたが、今後周囲に妊娠で悩んでいる人がいたら、自分も同じように声をかけたいと思います。妊娠が特にしんどい妊婦さんにとっては、話を聞けるサンプル数が増えるだけでありがたい気がします。それも、ネットの記事などではなく、(SNS上でもいいので)直接話が聞ける人。妊娠を経験した女性、そしてそれを支えたパートナーの男性、一人ひとりに実は深いストーリーがあることがわかります。

 

そんなこんなでto be continued….➡️