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日々

妊娠の安定期振り返り(もうすぐ後期)

今日で妊娠27週1日目だそうで、28週から妊娠後期に入ります。※だいたい赤ちゃんは37〜41週で産まれてきます。

なお、日本では最後の月経開始日を0週0日と数えるため、実際は妊娠していない期間も含まれます。

5月半ばから里帰り出産のため新潟におります。

ここ数ヶ月はいわゆる「安定期」(=胎盤が出来上がった)で、妊娠中最も動きやすいとされる時期だったのですが、実際は全く安定しておりませんでした。
妊娠のしんどさは本当に人それぞれ、更に同じ人でも宿った子供によるので、あくまで私の今回のケースです。

・【吐き気】エンドレスに続く吐き気はおさまり、一度に少量ずつしか食べられなかったのが、きちんと一食分食べられるようになった。しかし、その代わり突如として吐き気が襲い来るようになり、ウエエエエとなって座り込んでしまうので、医師に相談したところ、悪阻向け漢方薬を処方されました。現在は落ち着いたため薬は飲んでいません。
・【胃痛】一時期ヤバかった
・【お腹の張り】「イタタタタ」と声に出てしまうほどのお腹の張りによる痛みが続く→急遽受診→靭帯が伸びるからだそうで、頓服薬を処方→現在は落ち着いている
・【立ちくらみと息切れ】実は妊婦さんは胎児に血液を回すため通常の1.3〜1.5倍の血液を体内で循環させているらしく、まあ、しんどくて普通だね¯\_(ツ)_/¯

・【眠気】妊娠初期から。眠気悪阻とも呼ばれ、いつまで続くかわからないもの。医師曰く「妊娠しているメスなのでしょうがないです」。
抗い難い、コントロール不可能な眠気に襲われ、多くて一日20時間ほど眠る。フリーランスとしての仕事は進まず、必死に食らいついているzoom英語講座の予復習もなかなか手につかず、焦りばかりが募る。妊娠初期はほぼ動けなかったため「もう子供と私と夫さえ生きていればいいや」という境地に達したが、中途半端に動ける日が増えた分再び葛藤に苛まれる。
➡️最近になって、夜の眠りが浅くなり、中途覚醒するようになった。一説によると産後の眠れない生活に慣れるための準備らしいが、勘弁してほしい。

・【酷いうつ状態
脳の回路がぶっ壊れた。
・理由もなく涙がボロボロこぼれ、わんわん泣く→脳が理由を探しだす→死にたい
・文脈関係なく、突如として悲しいこと、辛いことを思い出す→泣く
・自分の妊活にまつわる出来事が全てマイナスのものに思えてくる
・持病の遺伝が怖い
・嫌なことを少しでも感じたら寝逃げ→何もできない

脳がわざわざ記憶の引き出しから辛いものだけを率先して取り出し、それが更に辛く見えるよう加工して、「ほら、お前が妊娠したのは間違いなんだよ」と言ってくる。

幸い、市の保健センターが母子手帳交付時に「メンタルがしんどくなったら電話してくださいね、平日昼間ならお話聞けますから」と言ってくださったので、保健師さんにSOSコールをしたこともありました。我が市の行政サービスI love you.

妊娠中はホルモンの状態がコロコロ変わるので、別に元々精神疾患を持っていなくても精神が不安定になりやすいようです。
今は改善に向かいつつあるか微妙なところです。精神科にもお世話になっており、薬も少し変えましたが、正直、日々受け止めてもらっている母に申し訳ないです。でも胎児を責めてもしょうがない…ただ一生懸命生まれようとしてきているだけ…。

よく「安定期で元気な日は運動を」などと言われますが、そんな日はほとんどありませんでした。

結局のところ、「どうやら自分は普通の妊婦さんよりもしんどい妊婦なのだ」という事実を受け入れるほかないな、という境地に達しました。

とはいえ、そんな日々の中でも夫がドライブに連れて行ってくれたり、美味しいレストランで2人の時間を楽しんだり、帰省した今は母が毎日お茶を淹れてくれたり、両親と3人で出かけたりと、キラキラした時間はありました。

気分が沈む時間が長い一方で、妊婦検診でエコーで赤子を見られると嬉しいし、順調だと言われるとホッとするし、「早く会いたいなあ」だの「顔が見たい」だの言っていて、朝胎動を感じたら「おはよう」と声をかけている。まさに天国と地獄のジェットコースター。

・【胎動】母体の弱りっぷりに反して、赤子は超元気です。最初はたまにピコピコするな?という程度だったのが、どんどん頻度も上がり、動きも大きくなってきました。食後によく動くのと、夜行性のようで、夜になるとボコボコと私の腹を殴ったり蹴ったりと武道の修行?筋トレ?を始めるます。寝付けません。
「感謝の正拳突き一日一万回かよ!!」(HUNTER×HUNTERネタ)と思っていましたが、最近はジョジョのキャラクターの如く「オラオラオラオラオラ!」とか「無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」という勢いでパンチや蹴りを繰り出されるので、おそらくスタンド使いが生まれてくると思われます。
赤子よ、クレイジー・ダイヤモンドとかゴールド・エクスピリエンスとか、回復系だと私は嬉しいなあ。
そしてブチャラティみたいな超カッコイイ人(男女問わず)になってください。弱い人に手を差し伸べ、男も女も思わず惚れ込んでしまうカッコよさ…上司にしたい人間ナンバーワン。

 

★まとめ★
とりあえず、妊娠して分かったことは「妊娠はマゾい」ということ。そして学んだことは、「周囲の人のかけてくれる声の温かさ」でした。特にTwitterでは沢山の先輩ママ・パパに慰められ、励まされ、しかもそれが全然嫌味ではなく、Facebookで「人体を製造している間は生きてるだけで百点満点💯ですよ」と言っていただけた時は涙が出ました。「え?私はもっと楽だったけど、そんなにしんどいのおかしくない?」と言ってくる人は誰もいませんでした。

長くなりましたが、今後周囲に妊娠で悩んでいる人がいたら、自分も同じように声をかけたいと思います。妊娠が特にしんどい妊婦さんにとっては、話を聞けるサンプル数が増えるだけでありがたい気がします。それも、ネットの記事などではなく、(SNS上でもいいので)直接話が聞ける人。妊娠を経験した女性、そしてそれを支えたパートナーの男性、一人ひとりに実は深いストーリーがあることがわかります。

 

そんなこんなでto be continued….➡️