10:44 AM

日々

これまでのあらすじ(退職しました)

おはこんばんちは。お久しぶりです。

前回ブログを書いてからはや4ヶ月。

あれから色々、色々、色々ありまして、

GWに中国(北京と桂林)に行って、

その後会社を辞めました。

そして3週間の留学に行きました。

今は無職です。

専業主婦という言葉については、ちゃんと家事をやってそうなイメージがあって苦手です。してない。

 

いやはや。

この病気を抱えてて、これだけ症状が重くて、休職もしてどれだけ薬をあれこれ試してもコントロールできなくて、それが何年も続いてて、良くなる見込みも無くて、フルタイムで会社員として働くの無理よ。

という結論に達したんです。

2回休職して2回復職して、休みがちすぎて人事に嫌味を言われようが頑張って頑張って会社員を続けてたんですが、もう、1日休んだら明日は行けるかもみたいなレベルではいられなくなり、もう無理です、となって自宅療養の診断書が出たあたりで心が折れました。

私、もう戦えない。

 

留学は休職中の頃から行きたいと考えていて、行くなら一年ぐらいで、一時期は大学の募集要項をチェックし寮がどんな感じかとか、入れない場合はどうやって家を借りたらいいかとか調べてました。

それでも行かなかったのは、仕事に行けないのにどうして学校に通えるのかというのも勿論あったんですけど、アラサー女性で、正社員で、総合職として就職することの難しさを、多少なりとも人事っぽい採用の仕事に絡んだおかげで知っていたからです。

あのね。本当に日本企業はクソ。

前の会社がクソだっただけかもしれんけど。

超日本企業のメーカーの場合。

女性で、総合職で、子供産んでも働けますなんて、新卒採用の人間にしか開かれてない道だったの。

総合職の中途採用は全員男性だし。

女性で採るのは、アシスタントのポジションのみ、正社員ではなく有期雇用(しかもひどい待遇)、それも、子供を育てても実家のサポートが受けられて残業に耐えうる人だけ。

 

うちの実家、他県なんですけど⁇

 

新卒以外の女性の面接の後、その人が20代だと、今後結婚・妊娠・出産などのライフステージが見込まれますがこの人どうしますか、なんて平気で男性人事が言うの。私がいる前で。

当たり前だろ、テメェも家族持ちだろがボケが(怒)

その人が産休育休で穴が空いたら代替要員探すのもテメェの仕事じゃ(怒)

と、内心怒り狂ってたんですが、それも企業の本音だろうなと思ったり。ほんとーにクソクソのクソ。(その他、採用関係で人事から受けたセクハラ発言について書くと原稿用紙が何枚あっても足りない)

夫は子供を望んでるし、子供を産んでも働くなら、今のポジションにしがみつくしかないと思ってた。

幸い、うちの部署には子供を育てながらもバリバリ働く女性がたくさんいた。その人たちは評価も高くて管理職にもなっていた。

その中だと相談もしやすいし、子育てに限らず何か事情(介護など)を抱える人が複数いる中でいかに支え合い、誰かが急に休んでも耐えうる体制にしておくか、チームとしてきちんとパフォーマンスを出すか、ノウハウを持っている人がいるのは心強かった。

子供を産んでも働くなら、うちの部署は働きやすいと考えていた。

 

あと、女性は経済力が無かったら、家庭内での発言権が弱くなると思ってた。

女性の家庭での地位は経済力に比例する。

これはうちの両親を見ていて感じていたこと。

 

だったんですが。

2年半以上休んで、それでも病状が良くならなくて、もう、諦めるべきなのではないかと思いまして。

総合職として働き続けて、経済的に自立し続けるのは夢だったけど、夢破れたことを認めるべきじゃないかと。

 

あと、病状がひどくなり、身体が全く思うように動かなくなったのと同じくして、本当にこの会社で、この部署で働き続けるのが自分にとって良い働き方なのか?ということを考えるようになりました。

中国に旅行して、英語が話せるホテルのスタッフやガイドさんに助けられ、感動的な滞在をすることができ、私も英語を使って誰かに感動を与えたい、みたいな気持ちになりまして。

そのスタッフやガイドさんたちは、別に完璧な英語が話せる訳じゃない。

でも、英語があまり通じない中国という土地の中で、英語が話せることが彼らの仕事に繋がっていて、それが旅行者である私をこんなにも助けてくれた。

私自身、これまで通訳や翻訳の仕事には興味を持っており、スクールにも少し通った経験がありまして、ほぼ完璧な英語を話したり書けなければ通訳や翻訳としての仕事は出来ないと思っていましたが、完璧な英語じゃなくても誰かを助けることはできるじゃん。と気づいたのです。当たり前だけど。

で、別に、フルタイム以外の働き方もあるんじゃない⁇

パートタイムとか、フリーランスとか。

人を助けるなら、ボランティア、っていうやり方もあるよね。

今の会社だと、病気のため残業ができないし、子育てで更に残業が難しいと、多分何年も海外対応は無理で(時差があるから)、完全ドメスティックな仕事か、バックオフィス的な仕事か。就業が不安定だからメインの仕事を任せてもらえるようになるには、かなり長い時間がかかる(当たり前)。別に国内・社内向けの仕事も、雑用っぽい仕事も嫌いな訳じゃないけど、でも、それが本当に自分のベストな活かし方なのか?海外対応させてもらえたとしても、それは本当にやりたいことなのか…?

 

と、悶々してるうちに、ああ…なんかもう台北に一ヶ月ぐらい滞在してみたい…みたいな気持ちが出てきて、ふと、台北に住んでる友人にコンタクトを取ってみたら、どうせなら留学しない?と言われて大学の短期留学プログラムのURLが送られてきたのが全ての始まり。

募集開始日がなんとその翌日。

中国語の授業は毎日午前中のみ、午後は文化授業とか校外授業とかがあるけど毎日じゃない。3週間なら、しかもこのゆとりのあるプログラムなら、もしかしたら体調もなんとか保つんじゃ⁇修士を取るとかじゃないから、やっぱり身体が思うように動かなくてダメだったらダメだったでしょうがないし、その際の金銭的ロスが(長期留学に比べて)少ないよね、と、ポーンと応募してしまいました。

その後は医師に退職の意思を告げ、上司に退職の意思を告げ(留学に行くとは言ってない)、特に反対もされず(まあそうだよね)、淡々と退職の手続きを行い、退職しました。

留学があるから、辞める決心がついたというか。無かったら多分またズルズルと休職していたと思います。

 

今でも退職して良かったのか?と考えることはあります。収入が無いから。

ただ、相も変わらず身体が全く動かず布団にこもっているしか無い時、自己嫌悪で死にたい気持ちになりながら上司に今日休ませてくださいと言わなくてもよくなったのは良かったと思います。

思い切って辞められたのは夫がいてくれるおかげなので、夫に感謝です。合 掌