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普通の会社員だったはずが持病のせいでレールを外れた人生を送ってるけどそれはそれで楽しいブログ

自分の声をブランディングすることについて

自分の声に目を(…耳を?)向けたことはありますか?
それがブランディングに使えるものだと考えたことはありますか?

といった内容の、面白い動画を見つけたのでシェアします。TED(世界中の著名人による講演会…の一種)のスピーチです。


Vocal Branding: How Your Voice Shapes Your Communication Image | Wendy LeBorgne | TEDxUCincinnati

 

Vocal Branding™に関するスピーチ。™がつく、ということは商標登録されているんですね。

 

全編英語の動画で、日本語字幕が残念ながらついていません。

以下、日本語で内容を書いていきます。私自身辞書を引いたり、ナニコレ?と思った内容についてはググって調べています。

英語を学習されている方、内容に興味はあるけど動画を全部見るのは面倒な方、動画を見たいけど英語がわからないよっていう方の参考になれば幸いです。(語学得意BBAとdisられたことがあるので何度も言いますけど、私も一発で完璧に理解できる訳じゃないですよ)

【要旨】

・声は指紋のように唯一無二で、本当にあなただけのもの。実はほとんどの人は自分の声を(録音などで)聴くのを嫌がる。しかし、電話で第一印象となるのは声。もはや名刺。ブランディングというと見た目の話ばかり話題に上がるが、声は個人のブランディングにおいて一番重要な要素。

・Vocal Branding™の要素は5つ。

①Intensity(大きさ)

Intensityという単語の日本語訳は「強度」ですが、デシベルで測られるものとのことなので、声の大きさのことですね。どの程度(幅)を心地よいと感じるかは聞き手のバックグラウンドによるそうです。

②Inflection(抑揚)

声の高さや音の上下のこと。語尾を全部上げるような話し方をすると、全部疑問形のように聞こえ、自分の発言に自信がない人と捉えられるので面接の場では不利だよ。

③Rate(速さ)

TEDで講演する人はおおよそ1分あたり162-175単語で話すそうです。英語の話なのでちょっとピンときません(汗)
ポイントは一文の中でもスピードに変化をつけること。それで伝わり方が変わります。

④Frequency(音の高さ)

ヘルツで測られるもの。女性の高い声は、相手に「若さ」だけでなく「知性のなさ」を印象として与えてしまう。
実は(おそらく、アメリカでの話だが)1960年から女性の声の高さは下がっている。これはウーマンリブ運動の中で男性と渡り合う必要が出てきたため。彼女たちは、声の低い男性の方が裕福で、子どもが多く、社会的地位も高いことを「学習」した。実は動物も(金の多寡は別として)声が低いオスの方が有利なのだとか。

⑤Quality(質)

はっきりとした声から、しわがれ声、粗くて耳障りな声まで。この人が見てきたボーカル・パフォーマー(って何だろう。声を仕事に使う人のことかな?)では、ユニークな、interestingな(=興味深い)声の人がウケる。少し嗄れた声の場合もある。

ここでglottal fry(vocal fryとも呼ばれる)という話がアッパーミドル階級の白人女性に広がっているという話が出てきますが、これは「声帯を震わせてきしむような声で話す発声方法」のことを指します。20世紀後半から存在する話し方のようですが、最近アメリカでは(?)流行っているようです。多分、カーダシアン家というアメリカで有名なセレブ一家の影響でしょうか。

カーダシアンさんのvocal fryに関する動画がありましたので貼っておきますね。だいたいイメージが掴めます。私にはダルく聞こえるんですが、どうですか?


1 Minute of Kim Kardashian Vocal Fry - Whang!

・最近はvoice biometricsという、声を分析する技術があり、実はあなたが職探しの際に「御社の仕事に応募したいんですが…」とかけた電話の声を企業側が分析し、面接の機会を設けるかまで決めている。

・結論:この5つの要素を意識して、自分の言いたいことが相手に伝わるよう工夫し、あなただけの声のブランドを作ろう!

 

動画の内容解説は以上です。

私がこの動画に興味を持ったのは、日本のアニメの女性の声がやたら高いのは、未成熟な女性をよしとするセクシズム(性差別)から来ているのではないか、という英語記事を読んだからです。

まあ、女性アニメキャラの声って一般に高いよね。もうフィクションっていうかファンタジー。実際の日本社会では、誰もそんな話し方はしない。それが性差別によるものだと言っていいのか、単なるカルチャーだよと言っていいのか、私にはわかりません。私は田村ゆかりの歌だって聴きます。田村ゆかりは声優兼歌手で、アニメ声で歌うんだけど歌が恐ろしいほど上手くて、やたらメルヘンなビジュアルももはやここまで来ると「これが彼女のスタイルなんだ」と思うし、「1976年生まれの(=実年齢40代半ば)」【永遠の17歳】、という点も含めてファン(王国民と呼ばれる)は彼女を愛しているので、単に若さ礼賛というのとはまた違うのよねえ。


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私は攻殻機動隊草薙素子(CV:田中敦子)の声が好きです。低くてカッコいい。草薙素子は肉体的にも精神的にも非常に強い女性です…肉体的には全身人工の身体=義体で、要するにサイボーグなんだけどね。
漫画を原作としたアニメも多いですが、最近では少年漫画における女性キャラクターの立ち位置も変わってきました。週刊少年ジャンプもいまや女性の読者がかなりの割合を占め、女性キャラクターも「男性主人公のトロフィー」から、「共に戦う仲間」へと変わってきたと世間一般では言われています。たとえ普段強くても、恋愛感情や家族の情が絡むと途端に弱くなる女性キャラクターもいましたが(それこそセクシズムだと思う。男性キャラクターは恋愛で弱くなることはない)、「鬼滅の刃」などではその要素がないので安心して見ていられます。

何が言いたいかというと、漫画やアニメにおける女性像の変化が、アニメにおける女性の声にも変化をもたらすのではないかということです。もしかしたら、既にその変化は起こっているのかもしれません。個人的には、上記の「恋愛が絡むと途端にショボくなる女性キャラクター」は「大」嫌いですので、この流れは大歓迎です。
キャピキャピした声のキャラもいていいけど、低くて落ち着いた声の女性キャラもいてほしい。要するに多様性があるといいなと思います。