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日々

雲南省・麗江旅行記⑤

今日は朝から街歩き。麗江古城の中の観光スポットを歩いてまわります。

朝の古城もいい感じです。

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昔学校だった雪山書院に行ってみたり、普賢寺というお寺に行ってみたり、伝統的なナシ族の家に行ってみたり…

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トンパ文字の博物館(ナシ族象形文字絵画体験館)に行ったりしました。ここはナシ族の文字をテーマにした現代アートがたくさん展示されているような場所でした。伝統的なナシ族の分化に触れたかったなら、黒龍譚公園にある市の博物院に行った方がいいかも。

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昼は宿のお姉さんに勧められた阿媽意というレストランへ。地元の料理を食べられるよ、ということで行ってきました。

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 中庭で下ごしらえをする店員の人達。

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〆はやっぱり火鍋です。麗江には火鍋の店が山ほどあります。ここのは美味しかったー!排骨というスペアリブがどっつり入っていました。

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これで麗江古城の旅も終わりです。

雲南省で良かったのは、ほとんど誰も英語を話せなかったこと。英語が話せる人とは、恥ずかしさもあってどうしても英語をしゃべってしまうのです(複雑な意思疎通が簡単だから)。しかしそうも行かないので、拙い中国語を必死に話すことになりました。自分が言っていることはだいたい相手に通じたのでそれには感動したのですが、それに対し中国語で返されると全くわからない。しかもみなさん、こちらがわからなくてもガンガン中国語で話してきます。何かにつけ「我说得中文不好,所以都听不懂(私の中国語は下手なので、聞いてもわからないのです)」と言わなければならないのが悔しくてたまらなかったです。さらに勉強が必要だなあと感じました。

そして外国人観光客が少なく、中国人観光客ばかり。ほとんど日本人も見かけませんでした。だから、変に外国人観光客に媚びているところがありません。

 

麗江はとても良い街でした。とても良い街でした(大事なことなので2回言いました)。もし麗江に行かれる方がいらっしゃったら、参考にしていただければ幸いです。

ちなみに、雲南省料理は辛いものも多いのでご注意を…

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

雲南省・麗江旅行記④

翌日は束河古鎮という村にあるBanyan Treeという高級ホテルでナシ族料理の料理教室に参加してきました。

以前、ラオスルアンパバーンに行った時料理教室に参加して、あまりにも楽しかったので今回も参加することにしたのです。

高級ホテルで敷地が広い!美しい!

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屋外に設置されたクッキングスペースで調理します。地元の河が黒い鶏肉(茹でてある)を割いて、コリアンダーを切って、お好みで唐辛子を加え、辛くて酸味のあるソースを混ぜ混ぜします。

出来上がった写真です。辛い!口の中が火を噴く!辛いソースは半分でもよかったかなあ。でも思い出に残る味でした。美味しい。ご飯(お米)も無料で出てきます。

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お値段は二人で380元(約6840円)。少し高めかと思いましたが、アフタヌーンティーまで無料で楽しめたので多少お得感はありました。それにしても、アフタヌーンティーは二人のうち一人分はタダにしてくれるという話だったのに、何故か一切請求されず…サービスだったのか、向こうの間違いだったのかはわかりませんが、とにかくカフェオレとケーキが無茶苦茶美味しかったです。

 

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広大な敷地で、ゆったりした雰囲気でこれ以上ないほどリラックス!!

その後は古い街並みである束河古鎮を散策。やはり商業化されている部分はありますが、良いところです。

 

夜はまた麗江古城を街歩き。初日に行ったレストランに再び行きました。

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今度はキノコと青菜の炒め物、ナシ族スタイルのパンを頼み、さらにビールを頼みました。このビールがめちゃくちゃ美味しかったんだけど写真に撮り忘れた…うまままま。このサイトに書いてあるSon Ghaというビールが最高にうまかったです。スッキリした、キリリという味。これはアルコールが5.2%ぐらいあります。

Our Beers - Shangri-La Beer

こうして麗江の夜は更けていくのでした。

 

私は昨日の疲れもありホテルで休んでいましたが、夫は一人で散策チャレンジ。宿の人に紹介してもらった、二百年の歴史を誇るお茶屋さん(福興昌茶荘)でプ―アール茶を買ってきました。いいお値段しましたが、飲んでみると確かに感動的に美味しい。プ―アール茶を売る店は数あれど、ここのお茶は格別な気がします。プ―アール茶には生茶と熟茶があり、私は熟茶特有の癖が正直苦手なのですが、ここのは癖がなくすっきり飲める。やはり良い茶葉は違うのでしょうか。。。

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 ちなみに、宿の人曰く、プ―アール茶の生茶(癖がない)は食後に飲むもので、ダイエット効果があるそうです。熟茶はいつ飲んでも良いそう。雲南省はお茶で有名な場所なので、買うっきゃありません。ちなみに雲南省ではコーヒーも採れるそうで、それもばっちり買ってきました。日本に帰ってきてから飲んでみましたが、感動的に美味しかったです。お茶好き・コーヒー好きには天国のような場所でした。

 

次の日はいよいよ麗江での最終日です。

雲南省・麗江旅行記③

麗江の北約15kmに玉龍雪山という山があり、少数民族ナシ族が信仰するトンパ教の聖地といわれています。最高峰は標高5596m。北半球で最南端に氷河がある場所です。

 

宿のお姉さんがツアーを手配してくれました。1人500元。入場料や観光バス代、現地までのタクシー代などの必要経費を考えるとそれだけで430元ぐらいかかること、それにコート貸出(山頂は激寒)、ペットボトルの水、酸素スプレー、昼食が付くということで、お姉さんの提案に乗ることに。

 

向かいます!

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ロープウェイから見える氷河。

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ロープウェイで約4500mのところに登って行き、そこから4680m地点にある展望台まで登山道を登って行きます。片道小一時間かかると聞き、そこで高山病にかかるんじゃないかとガクブルしていたのですが、なんと強風のためか道が閉鎖…。残念なような、少しほっとしたような。

 

T.M.Revolutionごっこができそうな強風でした。

こーごーえそーなー きせーつーにきーみは♪

(ヒュオオオオオオ

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ちなみにロープウェイ頂上で飲んだコーヒーはとてもとても美味しかったです。美味しくないわけがない!

 

しかし、その後下山するのに列に並んで3時間も待つことに…強風のためロープウェイをゆっくり運転していたためなのか…理由はよくわかりません…

16:00頃にやっとご飯にありつけました。火鍋〜♪♪

 

その後藍月谷と呼ばれる景勝地へ。水の碧さがハンパないです。

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大満足の一日でした!

 

結果的に、ではありますが、自力で行くよりもお姉さん手配のツアーに参加して良かったです。中国語が話せない私達には少しハードルの高い観光地で(観光バスに乗っていても、バス停のアナウンスだけで字での表示がない…などなど…)、たまたま同行した中国人や台湾人に英語が話せる人がいたため、本当に助かりました。とはいえ、これは本当に偶然で、「ツアーに参加したらなんとかなる」とは言えませんのでご注意を。麗江古城内にある現地旅行会社も英語が通じるかは怪しいです…(偏見?)

 

次はナシ族料理の料理教室に参加します!

 

雲南省・麗江旅行記②

2日目は街を北へと歩いて行き、

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黒龍譚景区という公園へ。池の水が玉のように碧いので玉泉公園とも呼ばれているらしい。

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のんびりとした公園です。

そこには麗江市博物館もあり、ナシ族の歴史や文化などに関する展示が充実していました。ナシ族は象形文字のひとつ、トンパ(東巴)文字を使うことでも知られています。

 

その後は白沙という壁画で有名な村へ。一番大きな壁画は写真撮影禁止だった。壁画の出口からは土産物屋が並び、藍染が美しかった(買ってない)。

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麗江古城で夜の散歩。

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屋台街があるので、そこで串焼きと餃子にビール!すごい賑わい!

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実はこの串焼き、一本30元(約540円)もしました。値段聞かずに頼んだら支払いの時にたまげた。日本のお祭りの屋台より高いよ…!!ちなみに夫の買った餃子は20元でした。写真の地ビールも20元で、アルコール度数は2.5%。

 

ここにきて、「麗江古城はある種のテーマパーク」と言われることもある、ということの意味をやっと理解しました。

 

古城(旧市街)に入るためには「古建築保護費」という名のお金を80元(約1440円、7日間有効)払わなければならず、お金を払っていない人は(地元の人以外)そもそもこのエリアに入ってこられないのです。聞くところによると、観光客の増大もあり、2年前からお金を取り始めたとのこと(真偽のほどは不明)。だからか、街は綺麗に掃除されていて、古びてボロボロの建物もなく、あちこちに公衆トイレがあり、しかも驚くほどぴっかぴか。通りにはひたすら土産物屋やレストランが建ち並びます。やたらと太鼓屋さんと、雲南省だから茶葉を売っている店と、翡翠琥珀を売っている店が多いです。音楽が流れている店も多くて、こんなに音楽にあふれている都市だとは思ってもみませんでした。レストランは火鍋の店が多かったかな。水などを買えるコンビニのようなお店はあっても、地元の人が食材を買うようなスーパーのようなお店は見当たりませんでした。(※旧市街の出口を出てすぐのところには野菜や魚や肉などを売る市場があります。)

新市街も歩いてみましたが、麗江の人々の生活はあくまでもそこにあり、旧市街は外部の人のための観光スポットになっているように思えました。

 

要するに、麗江古城は「夢と魔法の国」なのです。

お金があってやっと入れる、夢と魔法の国。

観光客向けに物価が高くても許される国。

 

それでも私はこの街が好きです。古い街並みが大切にされているし、地元の人はみな親切だし、他の観光客もマナーの良い人ばかり。たとえそれがある種のテーマパークであっても。

 

明日は旅の山場である玉龍雪山に登ります。果たして4680mの高所で高山病にかからないでいられるか…?

乞う御期待!(不安でガクブル)

 

雲南省・麗江旅行記①

GWに中国・雲南省麗江という街に行ってきました。

麗江古城(旧市街)は世界遺産にも認定されています。
少数民族のナシ族が約半数を占める地域です。

 

ホテルもナシ族スタイルの場所にしました。

和木居忠義店というホテルです。とにかくゆっくりできました。英語が話せる女性がいたのも助かりました。(雲南省ではほとんど英語が通じませんでした…)

素敵な中庭

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部屋も素敵です。

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麗江空港に着いたのは昼過ぎ。ホテルの人から勧めてもらったレストランへと向かいます。

とにかく街並みが美しい!

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そのうち一軒(云雪丽之阿顺厨房)は休憩時間で入れなかったのでもうひとつの云雪丽风情餐厅(皇冠店)へ。

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料理は…びっくりするほど美味しかったです。

泉水豆腐

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雪山魚

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苦荞餅。パンケーキみたいな感じです。

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最後はフルーツティー。パイナップル、リンゴ、オレンジが入ってます。リンゴは一度煮てあり、一手間かかってます。美味しい!

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その後街中を散策しつつ、獅子山という小高い丘に登ります。麗江の旧市街が一望できます。本当に素晴らしかった…!

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まだまだ続きます。

 

RADWIMPS Human Bloom

RADWIMPSの新譜、「人間開花」を繰り返し聴いています。

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有名どころだと、「前前前世」などが入っています。

どの曲もキラキラ輝いています。私は基本的に「好きな曲しか聴かない」タイプの人間ですが、これは全部通しで聴きたい。この曲順じゃないとダメ。

ラストを飾るウェデイングソングの「告白」には涙が出ました。「二人で一緒に風邪を引こうよ」。こんな歌詞、RADWIMPSじゃないと出てこない。野田さんじゃないと出てこない。

 

そして…Twitterのフォロワーさんとのご縁で、なんとライブHuman Bloomに行くことができました。ロックバンドのライブは初めて。大学時代、「有心論」を聴いて衝撃を受けた以来、行ってみたいなあとは思っていましたがここで夢が叶うとは。人生ってわからない。

「誰もすみっこで泣かないようにと 君は地球を丸くしたんだろ」。この歌詞で衝撃を受けないわけがありましょうか。

 

ライブの素晴らしさと興奮を表す言葉が見つかりません。辞書をひっくり返しても出てこないと思う。当たり前だけど、「生」はCD音源と全く違う。

音響も照明もすごかった。後ろで流れる映像がすごかった。痺れた。演奏をさらに良いものにしていた。

古くからのファンに宛てた曲、「トアルハルノヒ」では泣いてしまった。「君と羊と青」で大声を出してみんなと一緒に歌いたかったり、「会心の一撃」で飛びたかったりという夢が叶った。なんて言うんだろ。全曲魂にガンガン響いてきた。まさしくライブ。まさしく「生きてる」。

RADWIMPSにはとろけそうになるぐらいのラブソングも多いけど、一方で破壊的、衝動的、虚無的な曲もある。これまで怖くてあまり聴いていなかったけど、ライブではめちゃくちゃ盛り上がるんだとわかった。もっと聴き込みたい。

 

ボーカルの野田さんが、MCで「(自分たちも観客も)みんな同じ人間なんだよ」と言っていたけど、そんなの信じられなかった。どう考えても信じられないよ。

 

繰り返しになるけど、あのライブを伝える言葉は見つからないです。陳腐な言葉では片付けられないし片付けたくない。とにかく良かったです。また行きたいな。くるくるさん、こんな素晴らしい体験をさせてくれてどうもありがとうございました!

ズートピア

ズートピアを借りて見た。

最近のディズニーは面白いので興味を持った。アナ雪もモアナも、単なる「2人は結婚して幸せになりました、めでたしめでたし」ではなく、しっかりテーマがあるのがいい。

 

草食動物も肉食動物も仲良く暮らす世界。ウサギ初めての警察官であるジュディは夢の都会ズートピアに出て、そこである事件に遭遇する。

 

取り敢えず、控えめに言って最高だった。まさかの歌って踊らないディズニー。マイノリティの問題などを取り扱う社会派。これまで差別で希望の職に就けなかった人が、やっと就けた時に体験する辛さ。人種差別。マイノリティである自分が、また新たな差別を作り出してしまうこと。夢を持って都会に出ても、必ずしも叶わないこと。それでも希望は持っていいということ。その夢はいつか叶うかもしれない。

要するに刑事モノで割と硬派なのだがそこはディズニー、魅力的なキャラクターが出てきて、笑いを交えながら気持ちいいテンポで観客をぐいぐい引き込んでいく。そして必ずハッピーエンドなのがわかっていることの安心感がいい。テレビに釘付けになってしまった。

 

これまで見たことがない人には超お勧めしたい作品。絶対唸らされること間違いなし。「アナ雪」はあんなにブームになり、それに比べると人気が低かった気がするけど、名作だと思う。