2日目は街を北へと歩いて行き、
黒龍譚景区という公園へ。池の水が玉のように碧いので玉泉公園とも呼ばれているらしい。
のんびりとした公園です。
そこには麗江市博物館もあり、ナシ族の歴史や文化などに関する展示が充実していました。ナシ族は象形文字のひとつ、トンパ(東巴)文字を使うことでも知られています。
その後は白沙という壁画で有名な村へ。一番大きな壁画は写真撮影禁止だった。壁画の出口からは土産物屋が並び、藍染が美しかった(買ってない)。
麗江古城で夜の散歩。
屋台街があるので、そこで串焼きと餃子にビール!すごい賑わい!
実はこの串焼き、一本30元(約540円)もしました。値段聞かずに頼んだら支払いの時にたまげた。日本のお祭りの屋台より高いよ…!!ちなみに夫の買った餃子は20元でした。写真の地ビールも20元で、アルコール度数は2.5%。
ここにきて、「麗江古城はある種のテーマパーク」と言われることもある、ということの意味をやっと理解しました。
古城(旧市街)に入るためには「古建築保護費」という名のお金を80元(約1440円、7日間有効)払わなければならず、お金を払っていない人は(地元の人以外)そもそもこのエリアに入ってこられないのです。聞くところによると、観光客の増大もあり、2年前からお金を取り始めたとのこと(真偽のほどは不明)。だからか、街は綺麗に掃除されていて、古びてボロボロの建物もなく、あちこちに公衆トイレがあり、しかも驚くほどぴっかぴか。通りにはひたすら土産物屋やレストランが建ち並びます。やたらと太鼓屋さんと、雲南省だから茶葉を売っている店と、翡翠や琥珀を売っている店が多いです。音楽が流れている店も多くて、こんなに音楽にあふれている都市だとは思ってもみませんでした。レストランは火鍋の店が多かったかな。水などを買えるコンビニのようなお店はあっても、地元の人が食材を買うようなスーパーのようなお店は見当たりませんでした。(※旧市街の出口を出てすぐのところには野菜や魚や肉などを売る市場があります。)
新市街も歩いてみましたが、麗江の人々の生活はあくまでもそこにあり、旧市街は外部の人のための観光スポットになっているように思えました。
要するに、麗江古城は「夢と魔法の国」なのです。
お金があってやっと入れる、夢と魔法の国。
観光客向けに物価が高くても許される国。
それでも私はこの街が好きです。古い街並みが大切にされているし、地元の人はみな親切だし、他の観光客もマナーの良い人ばかり。たとえそれがある種のテーマパークであっても。
明日は旅の山場である玉龍雪山に登ります。果たして4680mの高所で高山病にかからないでいられるか…?
乞う御期待!(不安でガクブル)