春がずんずんやってくる。
冬が終わるのが惜しいが、新しい季節は明るい気持ちで迎えたい。楽しい時間をできるだけ増やしたいもの。
桜を見ながらみんなで楽しく日本酒が飲みたい。肉汁たっぷりの焼いたあさりも食べたい。
さて、今年はどこに桜を見に行こう。
春がずんずんやってくる。
冬が終わるのが惜しいが、新しい季節は明るい気持ちで迎えたい。楽しい時間をできるだけ増やしたいもの。
桜を見ながらみんなで楽しく日本酒が飲みたい。肉汁たっぷりの焼いたあさりも食べたい。
さて、今年はどこに桜を見に行こう。
自分はたまに、湿度も温度も高めで、色気があって、懐かしい匂いのするものに倒れこみたくなることがある。
少女の正邪入り混じる女性性がストレートに伝わってくる絵とか、真夏の夜に読みたい漫画とか、ひたすらあったかい文章とか。特に眠れない夜。もうずっと昔から。
好みの文章に関しては以前もご紹介したこのブログを何度も何度も読み返している。
温かくて楽しくて泣きそうになる文章。
http://fukapillow.blog3.fc2.com
「誰かにとっての故郷を作りたい」と言った話がどこかの記事にあり、泣いた。
この方は以前「神聖少女帝国」というサイトを運営されていて、色気のある少女のイラストをたくさんアップされていた。柔らかい線に色っぽい彩色。引きこまれずにはいられず、何度も訪れた。今はもうなくなっているのが残念だけど。
漫画だと、真っ先に思い浮かぶのが戸田誠二のもの。特に初期の、ショートショートの作品は熱帯夜に読みたい。駆け出しの頃の熱量。そんな温度感がある。
あとは九条キヨのZONE-00。下ネタが多いのだが、作中の季節はいつも夏で、登場人物たちの露出度も高めで、その肌艶の色っぽさにやられ、会話などから夏特有の温度の高さ、人々のテンションが伝わってきて、読者は蒸し暑い夏の匂いに包まれてしまう。
小説であれば、森奈津子の「西城秀樹のおかげです。」という短編集。エロと笑いとSFと。R-18、さらにほとんど百合なので注意。でも笑えるんです。エロと笑いの稀有な組み合わせ。
最近、そう言った湿度も温度も高い小説や漫画やブログに久しく出会えていない。インターネットの黎明期には、そのようなサイトも多かったような気がするのだが、自分のサーチ不足だろうか。でも、「湿度も温度も高い 色気 懐かしい 作品」とかでGoogle検索しても何も出てこないだろうなあ。なんかもう、倒れこみたくなるもの。包まれたくなるもの。そんなものに触れたい。
以前のヴィレッジヴァンガードには、そういったものの匂いがあった。戸田誠二も森奈津子もそこで出会った。でもエロ本を扱わなくなってからその匂いは薄れたなあ。寂しいなあ。
どうか、そのような作品をご存知でしたら、ご紹介いただけないでしょうか。眠れぬ夜に倒れこめる先が、あまりにも少ないのです。
先日、ベルギービールの店に行った。目当ての店が満席で、どこか入れるところがないかと近辺をうろついていたらその店はあった。店員さんが表へ出てきて「今ならご案内できますが、当店はビールしか置いていないですがよろしいですか」と聞いてきた(ソフトドリンクはある)。その潔さ、ストイックさに惹かれ入ってみることにした。
私は苦味の全くない白くてフルーティーなビールを、夫は少し強めのパンチのあるものを頼む。豚バラ肉のスモークや本日のガーリックオイル煮などを頼むがどれも美味しい。ビールとの組み合わせが素晴らしいもののオンパレード。〆のパスタも良かった。
中でも、フリテンというベルギーのフライドポテトが殺人的に美味しかった。温度を変えて二度揚げしたポテトにマヨネーズソースをかけて食べる。カロリーの高さに対する罪悪感がたまらない。
美味しい料理とお酒を楽しんでいる時、私は多幸感に包まれる時がある。ただ、いつそれがやってくるのかはわからない。
「生まれてきて良かった!」「人生万歳!」とか言ってしまう。日本酒に和食なら「日本人に生まれて良かった!」とか言う。にこにこ。ちょっと変な客であるような気もするが気にしない。
たいていそれは夫とお酒を飲んでいる時にやってくるのだが、いつもではないので、どういう条件が揃えばそうなるのかはわからない。
ただ、学生時代にはそんな多幸感を味わったことなんてなかったので、こんなことがあるなんて!と驚いている。大人になるのもいいものだなと思う。
月曜日の朝、チャイを淹れた。インド料理屋さんのあの美味しいチャイができなくていつももやもやするんだけど、今回は少し近づけたかもしれない。お茶の煮出し具合、牛乳の量、牛乳を入れてからの加熱具合、スパイスの量で決まると思うんだけどな。ちなみに今回はシナモンとカルダモンとジンジャーを入れた。ばっちり。カルダモンを多めにするとそれっぽくなることを学んだ。
チャイ、紅茶、コーヒー。朝に温かい飲み物を飲むと、それだけでその日が良い日であるような気がしてくる。
英語のリスニング能力向上&語彙力強化のためよく夫と一緒にTEDを見ています。ちなみにTEDはアメリカその他で行われているプレゼンテーションの祭典のことです。新しい知見をシェアする場です。
その動画の多くが、ネットで無料で見られます。
やり方としては
・英語字幕ありのもの
→字幕見つつ一度通して見て、2回目は細切れに止めつつ(だいたい字幕一行ずつ)見て発音と文字のリンクやわからない文法&単語の意味をチェックする
・日本語字幕つきのしかないもの
→一度目は字幕を見つつ通して見て、2回目はネットに上がっている英語のスクリプト(原稿)を読みながら聞く。スクリプトから自分たちが汲み取れる意味と、プロの翻訳家が訳した字幕を比べながら読解力をチェック。わからない文法&単語をチェック。
という感じで進めています。夫婦でiPhone2台持っているのと、iPhoneをテレビに繋げるケーブルを持っているからこそ可能になる勉強法ではあるのですが。
毎回2周聞くことになるので、だいたい10分以下のプレゼンを選んで見ています。15分とか20分のプレゼンも多いのですがそれだと夫婦共々死にます。
そんなこんなで、私達が見つけたTEDの中でも笑えるものをご紹介します。だいたい10分以下です。
イラン系アメリカ人あるあるネタ。中東に対する風当たりが厳しくなっている今こそ、見るべき動画かもしれません。
これまでのTEDのプレゼンを統計にかけて、「面白い」プレゼンをリバース・エンジニアすることはできるか?
私が一番好きなプレゼンです。巨大素数に関する話。話の面白さもさることながら、こんな世界が広がっているのか!とわくわくします。
本当に英語力向上に繋がっているかはわからないのですが、何より新しい知見に触れられるのと、楽しく簡潔で明快な質の良いプレゼンテーションに触れられるのは結構楽しい体験です。
もう少し続けてみたいと思います。
映画「虐殺器官」2回目を観てきた。1回目を観てから、原作を復習し、パンフレットを読んで2回目に挑んだ。結論から言うと、1回目よりものすごく楽しめた。以下、思ったことをつらつらと。ネタバレ有り。
2回目を観られる方は、ぜひパンフレットを読んでから観るのをお勧めする。劇中に出てくる装備や装置、テクノロジーに関する説明がたくさんなされているからだ。例えば、あの目薬は何なのか、どうして点眼の際に白いものを目の周りに塗っているのか、インドで人を捕まえた時に首に貼られるあのシールは何なのか。より深く作品を楽しめる。
SF的な装備や装置、テクノロジーが目に見える形で提示されるのはまさしく映像化の醍醐味だ。特にフライング・シーウィード最高。イントルード・ポッド最高。フライング・シーウィードは原作を読んだ時に形を上手くイメージできなかったので、最初に出てきた時は感動した。まさしく空飛ぶ海苔である。
スタッフのインタビューもとても面白い。映画の受け止め方が変わる。1回目はストーリーを追うだけで精一杯だったのが、2回目は様々なことに注意して観られるようになる。音楽、CG、声優さんの演技。特に村瀬監督のインタビューは衝撃的で、映画を見る目が180度変わった。
ジョン・ポール役の櫻井孝宏のインタビューに、PSYCHO-PASSの槙島聖護(これもCV櫻井孝宏)の名前が出てくる。最初にジョン・ポールの声を聞いた時には「槙島ァァア!」と思わず茜ちゃんの声で叫びたくなったが、2人のキャラクターには共通する部分があるのだろうか。
1回目を観た後、ネットで様々な人の感想を読んでから2回目に挑んだ。それでしっくり来た改変部分もあるし、やはりしっくり来ない部分もある。
しっくり来たのは、アメリカを混沌の渦に陥れるのがルツィアとの約束を果たすことになるという部分。「自分達がどんな犠牲の元に立っているか知る必要がある」。しかしジョン・ポールをアメリカに連れて帰り、裁判にかけようにもきっとその前に殺されてしまうだろう。だから、アメリカ国民を虐殺の渦に巻き込むことで、身を以て実感してもらうのだ。それをジョンもクラヴィスに提案したのではないだろうか。
何故クラヴィスがジョン・ポールを殺したのかは未だにしっくり来ない。原作では、クラヴィスがジョン・ポールをアメリカに連れ戻そうとするが、途中で別の人間に射殺されてしまう。しかし映画ではクラヴィスがジョンを殺したことになっている。祖国に帰っても殺されるなら、今自分の手で殺すのが良いと思ったのか。それともジョン自身がそれを望んだのか。まだ理解できていない。
「神のご加護を」という台詞、大好きです。
エピソードのラストシーンが削られていることについては、最初は寂しくもあった。原作ではそこが大どんでん返しの部分であり、凄まじい展開であり、あまりの衝撃に読者はそれでめろめろになってしまう。私にとっても特に思い入れの深いシーンだ。震えて震えて、作品世界から戻って来られなくなり、しばらく他の本が手につかなくなってしまった。そのどんでん返しの色が映画ではだいぶ薄まっている。しかし、今はあの終わり方もアリだと思っている。自宅でピザを食べているシーンに映像としての派手さがあるかというのもあるが、あのようにスパッと終わるのも気持ちが良いものだなと。
何が言いたいかと言うと、本当にこの映画は素晴らしいと言うこと。制作自体の苦労もさることながら、制作会社の倒産、そこから新しいスタジオの立ち上げなど、想像を絶する困難があったことだと思う。最大級の賛辞と拍手を送りたい。
そしてさらに原作を楽しめるようになった。本当に最高の映画なので、皆さんぜひ観に行ってみてください。しかしR-15は伊達じゃない。かなり残虐なシーンがあるので、正直キツい部分もありました。地上波では放送できない内容だと思いますので、ご興味のある方はぜひ映画館へ!
最近、映画を観るのにハマっている。
年始から観たものだけでも、
ファンタスティックビーストと魔法使いの旅。沈黙。虐殺器官。マイマイ新子と千年の魔法。この世界の片隅に(2回目)。人生フルーツ。ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」。ザ・コンサルタント。
結構ある。
そろそろマグニフィセント・セブンも観たい。
レディースデーなど、安い日を狙ってはいるが、それでもお金はかかる。ちなみに、私は女性だけが恩恵に預かれるのはアンフェアだと思っていて、メンズデーを設けるか、男女問わず安くなる日があってもいいと思う。経営上難しいのだろうか。
レディースデーは火曜日のところと水曜日のところがある。そして毎月一日の映画の日。そこを狙う。
そして映画館の会員特典。火曜日は400〜500円安くなるとか。元が取れるか、入会金とにらめっこ。
休職中で、復職に向けて定時内はできるだけ外にいたい私にとって、映画はぴったりなのだ。
そして「映画館で観られるのは今しかない」という思いが私を突き動かす。私は部屋でDVDなどで映画を観るのが苦手だ。暗い空間で、大きなスクリーンで、大きな音で、「さあ作品世界に入り込め!」という状況でないと見られない。人生の半分ぐらい損しているかもしれない。
3月には「ひるね姫」が、4月には「攻殻機動隊」のハリウッド版が公開されるし、5月には「メッセージ」も来る。まだまだ観なければならないものはたくさんある。
本も同様だ。Twitterで面白いと書かれているものが欲しくなってしまう。それらはほとんど新刊だ。しかも、図書館には入らないタイプのものが多い。必然的に、自分で買うことになってしまう。
本には賞味期限は無いが、「自分にとっての旬」はある。その時に読むのがぴったりな本。
とはいえ、お金も無限にある訳ではないので、もっと図書館を有効活用せねば。
もしかしたら私は自分が思うよりずっと、刹那的な人間なのかもしれない。
【追記】
マグニフィセント・セブンも観ました。謎のナイフ使い役のイ・ビョンホンがひたすらカッコよかった…(清々しい目で