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日々

東大・京大生(卒)の男を出身大学で持ち上げるんじゃない、クソ女ども

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悪いけど怒ってるのよわたし

非常に挑戦的なタイトルになってしまった。

 

インパクト重視の方がアクセス数稼げますか?

…という問題はどうでも良くて、最近大変不愉快な出来事が連続して起こった。

(このブログにはアフィリエイトをつけていないため、アクセス数が増えたところで私には何の得もない)

 

(どうでもいい情報だが、私は東大卒である。とはいえ4年間を無気力と自己嫌悪と希死念慮で潰し、コミュ障 of コミュ障、自縄自縛で可能性を自ら潰しまくる劣等生の極みだった。ゴミとでも何とでも呼んでくれ。)

 

ここから先は私が東大卒であるため、東大が中心の話となる。しかし私の住む関西では京大こそが神であり、京大の男に群がる女は死ぬほどいる。さらに言えば親族に京大卒は2人おり、前職の会社(in 兵庫県)では京大卒のエンジニアが多数いた。関東における東大生/卒を取り巻く状況と、関西における京大生/卒の男性を取り巻く状況はどことなく似ていると感じている。なお、関西では東大卒は完全に珍獣扱いである。

 

東大卒の男性を、その人が今やっていることに出身大学なんて関係ないのに、やたらと女性側が持ち上げる場面を久しぶりに複数回見かけた。

東大卒に「さっすが東大卒ぅ〜♪」などと言っていると確実に相手の腹は煮えくりかえっているか、内心ではチベットスナギツネのごとく冷め切った目をしている。

 

そういう「ちゃかし」は「私は学歴で他人をイジる程度の低い人間なんです」と自ら表明しているようなものなんで、たとえ相手がニコニコ笑っていてもやめてくださいね★(殺意)

 

まともな東大卒は「バカ」という言葉はよっぽど親しい人が相手でない限り使わないのではないかと思う。「これだから東大卒は」と色眼鏡で見られ、普通の人に言われるよりも「嫌味だ」と感じられやすい。

でも、東大卒をイジるのは本気でバカだと思う。頭悪い。やめろ。

 

百万回でも言う。東大を卒業したことは、18歳(浪人していれば19歳か)頃にペーパーテストで点を取るのが得意だったこと、これ以外何も担保しない。

 

社会階層論や格差論を少しでもかじれば、有名高校があり塾も充実している都市部とそうでない地方では大きな格差があること、親の年収によって教育格差が確実に存在すること、親の年収に関わらず子どもを塾に通わせ有名私立に入れるため親が汗水流して働いていたことなんて、すぐにでもわかることだ。

女性であれば、今よりも男女の格差が激しかった社会的事情によりキャリアを追及できなかった母親のリベンジマッチをさせられている人だっている。

(これは日本に限った話ではなく、各国のエリート共通の問題である。
自国に絶望し、子どもは海外に住まわせようと、海外大学進学に向けた教育に熱心な親も多数いる)

 

もちろん東大に入るのには本人の素質もあるし、努力だって必要だ(たまに一を聞いて百を知るタイプの天才はいるが)。都市部で、小学生の頃からSAPIXという有名塾に通っていた人は多い。

でも本人の努力だけで入れる大学ではない。それを自覚しない東大生(卒)はたとえ勉強ができてもバカだろう。

 

女たちよ。そういう社会的問題も100%無視して、東大生/卒や京大生/卒の男性を持ち上げて何か楽しいですか??

 

東大(生)卒女性の扱いはまた少し異なるので別途書く…かもしれない。そもそも東大における女性比率は20%以下だ。

男女の非対称性は確実にある。日本が低方婚社会(男性は自分より様々な意味で「低」の女性と結婚する傾向にある)ことは言うまでもないが、特に、東大卒を持ち上げる女性、付き合おうとする女性、ハイスペと呼んで結婚しようとする女性のなんと多いこと。

え、そんなの信じられないって?

それなら4月の駒場キャンパスに行ってみてください。他大学の女子大生が、東大生の彼氏をゲットしにインカレサークルに入ろうと白いレースのワンピースで来ている姿を大量に見られるから。

 

東大卒の人間が卒業後にこっそりと話し合うのは「東大を出たことで重たい十字架を一生背負うことになった」です。

 

『東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話』という本もあるようだ。私は読めていないが、東大を出たことで職場いじめに遭う話は「超あるある」である。 

「東大卒だからこれぐらいできるでしょ」と言われ、それがそのうち「東大卒なのにこんなこともできないのか」に変わる。 知人はいじめの結果、正座してパソコンを打たされたという(意味不明)。

 

なお、女性に知性を求めず、持ち上げられて良い気分になり若い女相手に鼻の下を伸ばしている東大男は真の馬鹿である。バーカバーカ

 

さて、終わりに、話題となった上野千鶴子の東大入学式の式辞で締めたいと思う。

 「あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。ですが、冒頭で不正入試に触れたとおり、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと...たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。」

 

「あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。」


「ようこそ、東京大学へ。」

 

www.u-tokyo.ac.jp