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日々

中国のアニメ映画「羅小黒戦記」(傑作)

6月1日より映画館がオープン!
2日に「羅小黒戦記」という中国のアニメを観てきました。
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2011年に動画サイトに投稿されて以降、いまや中国を代表するアニメなのだそうです。
中国での映画版の公開が2019年9月。

 

中国語ですが予告編をどうぞ。世界観やキャラクター造形の素晴らしさが伝わると思います。


《羅小黑戰記》電影版 定檔預告-9月12日不見不散 THE LEGEND OF HEI

 
内容としては、「令和妖精合戦ドンドコ」という感じですが、魅力的なキャラクター、美しい映像、迫力あるアクションシーンなど、非常に良い映画でした。
映画にビシバシ出てくる中華要素(キャラ造形、衣服、食べ物、お茶、建物、etcetc...)をとても楽しむことができました。「中国人が作っているアニメだから、おそらく本物で、インチキではないだろう」という偏見です(笑)
私がハリウッド映画で中国と日本が混同され、単なる西洋人のオリエンタリズムとして消費されるのにいかにブチ切れているか!(というか、攻殻機動隊のハリウッド版がありとあらゆる意味で酷かった。特に元ネタにされた押井版、神山版SACシリーズへの侮辱が酷く、怒りのあまり途中で席を立つべきか考えたほど)
例えばお茶と中華菓子が出てくるシーンとか「あ〜〜〜いいですね〜〜〜」ってなるし(中国人はお茶でも乾杯するのだろうか?)、スマホで電子決済可能な場面など出てきて、あ〜中国っぽいと思いました。
中国に行くと、あまりの電子マネー(主に微信)の普及っぷりに驚きます。日本でも最近PayPayなどが導入されていますが、そんなもんじゃないというか、超超超ローカルな市場で、日本だったら絶対現金以外受け付けてないだろここっていう個人商店でも、QRコードダンボールの板とかにバーンとでっかく貼り付けられていたりして、それを読み込んで払う形なんですよね。釣り銭の用意が要らないから便利なのかな。一回カフェで「あっあなたのiPhoneWechatアプリ入ってるじゃん!電子決済で払ってよ!」と店員に言われた時は、「すみません、クレジットカードと連動させていないので…」と謝った記憶があります。
そういう意味でのリアルな「中国っぽさ」も感じました。
日本版オフィシャルサイト↓
兵庫県あたりに来ていて、そのうち東京でもやるみたいなので気になった方はぜひ観てみてください♪
あっ中国語は早すぎてあんまり聞き取れませんでした。聞き取れた部分も字幕が直訳とは違っていたので、スピードというよりは自然な表現を知っているかどうかが問題なのかも。