10:44 AM

日々

日本の専門家は新型コロナウイルス対応で何をしようとしているのか

前回記事で「何故日本では爆発的感染が欧米や中国に比べ起こっていないのか」という海外の記事を本日ご紹介しましたが、日本がどういった対応をしようとしたからなのか(注:危機感の薄れ、自粛ムードの後退により今後失敗し爆発的感染を引き起こす可能性はあり)、そして今何をするべきなのかが分かりやすく解説された文章を見つけたのでシェアします。

 

「専門家会議の「クラスター対策」の解説 ――新型コロナウイルスに対処する最後の希望」

https://note.com/kyoshimine/n/n6bf078a369f9

 

こちらの記事は弁護士さんが書いたものですが、専門家の見解などをよく調べ、現在国が対策しようとしているのが何なのか、非常によく解説されている文章です。
何故東京の満員電車で爆発的感染が発生しないのかについても解説されていますので、ご興味のある方はぜひ…

 

ものすごく簡単にまとめると、「封じ込め」自体には既に失敗しているものの、新型コロナウイルスの奇妙な特性を考慮して「クラスター対策」を採り、「準封じ込め対策」をしようとしている。失敗すると、人々が免疫をつけて事態が収束する前に数百万人が死ぬ。
厚生労働省の専門家会議とクラスター対策班が、このためにめちゃくちゃ頑張っているが、広報が追いついていない。
ということです。

 

(以下本文より引用)

『神髄は、「密室・密集・密接」の三条件の特定、周知徹底による市民の行動変容という解を見出したこと。
我々市民が三条件を守ることができるかどうかに、日本の文字通り浮沈がかかっています。』

 

頑張れ厚生労働省

 

ところで、このような専門家の分析・研究・努力があるにも関わらず、旅行代の助成をしようとか、お金の代わりに商品券をばら撒いて消費活動を活発化させようとか(※お金にすると貯金に回って経済の活性化に繋がらない恐れがあるからだそうです)、挙げ句の果てに和牛商品券とか(⁇?)お魚券とか(????)、政治家の言っていることがもはや謎で、首を傾げます。ギャグかよ!!

お金をばら撒くのは、今回の新型コロナウイルスでかつてのように働けなくなり収入が減った人たちが、家賃や光熱費などの生活費に充てられるようにするためじゃないのか。日本銀行券以外は要らんのじゃ〜

国民に旅行を促すより、観光業で働く人たちへの補填をする方がいいんじゃないのか。

政府…というか行政というか(官邸?与党?)も一枚岩ではないのだと感じます。
専門家が考えた科学的アプローチを実行した場合に起こる人々への生活への影響を考えて、特に立場が弱い人が生活に困らないようにするのが政治家の役割じゃないのか…と思っています。

 

行政の頑張りを知ることができた一方で、与党の提言は非常に的外れに聞こえます。うーむ。

頑張れ専門家会議とクラスター対策班!

 

※更新

ブログやTwitterで政治家への不満を綴っても、与党に全く届かない気がして、直接意見を伝えた方が良い気がしてきました。

ニュースで言っていることもコロコロ変わるので、上手く伝えられるかわかりませんが官邸への意見箱に何か送ってもいいかと思っています。私一人が言っても伝わらないかもしれませんが、数が多くなったら声が届くかも!みなさんも何か言いたいことがあったら是非伝えてみましょう😘

 

ご意見募集(首相官邸に対するご意見・ご感想)

https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html