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日々

HSK4級受験記(結果はまだ来てない)

TOCFL Band Aを受けたのが11月24日。

うーん、このまま日本語解説ゼロの状態で次のレベルを受けるのは心許ない。

そうだ、HSKを足がかりにしよう!

と4級に申し込んだのが11月末。

ちなみに4級で必要となる単語は1200語です。5級が2500語、6級が5000語。

 

HSKは中国政府公認の資格。簡体字の試験です。(作文では繁体字も使用可能)

受験者も多く、幸いなことに各級ごとに公認テキストと過去問集が出ています。

留学やオンラインレッスンで、中国語で中国語を勉強するのは勿論勉強になるけど、日本語で中国語を勉強すると、細かいニュアンスの違いとか、日本語ではこう表現するけど中国語ではこうだよとか、日本人の間違えやすいポイントとか、2つの言語の違いを意識しながら勉強できるメリットがあります。

HSKにはなんと公認の単語アプリもあるので、語彙力向上も狙ってました。

 

…だったんですが。

すみません、言い訳させてください。今回当日含め3日しか勉強してません。

12月初めから、妊活の為の服薬調整で、ある薬を断薬したら、完全に寝たきりになってしまったんです。朝から晩まで寝ていて、そもそも身体を起こしているのがしんどい。椅子に座れるのはご飯を食べる時だけ。家事も一切できない。況や勉強をや。年末年始の帰省で追い込みをかけるつもりが、とにかく横になっていざるを得ませんでした。少しだけ調子の良い日に過去問を2回分やりました。

試験当日、朝早くの試験だったので行けるか不安でしたが、無理矢理身体を引きずって受けに行きました。

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ものすごく助かったのが、この公認単語アプリ。4級は700円ぐらいだった気がします。各単語に漢字、拼音、例文、更に音声もついていて、テスト機能もついてるし、苦手な単語を登録しておいて、後からその単語だけを復習することもできる。寝ながらでもスマホで勉強できるのは、大きな助けとなりました。

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過去問の1回目を解いて「マジで何言ってるかわからん」状態だったのが、単語アプリをやったらキーワードだけ聞き取れるようになりました。そして幸い(?)HSK4級の問題はあまりヒネリがなく、キーワードを含む選択肢を選べばだいたい正解になってます。それで正答率が上がりました。

でもなー、そんな小手先のテクニックで正解しても別に嬉しくないよなー。キーワードは聞き取れても会話全体が何言ってるかちんぷんかんぷんなんです。過去問5回分全部解いて、更にそれを解き直して…とまでやったら相当聞き取れるようになると思うんですが、今回は完全に時間切れでした。

読解は、日本人にとっては「漢字だから読んだら何となく意味がわかる」部分が多いです。関連詞(接続詞?)は頭に入れておかないと並べ替え問題は解けませんが、全体的にヒネリがなく素直な問題が多いので、漢字圏に住む日本人にとっては大いに得点源になると思います。

書写(作文)試験は単語の並べ替え問題と、絵を見ながら指定された単語を使っての自由作文。これはオンライン中国語でひたすら文法問題を解かされたのと、新出単語が出るたびに作文させられていたのが効きました。私は台湾人の先生から中国語で中国語を習っていますので、何があっても中国語を話さざるを得なかったことが大きかったと思います。留学中も中国語オンリーの環境で、とにかく失敗を恐れずにどんどん発言させられたのも良かった気がします。

 

結果は2月20日頃オンラインで出るので、まだ受かってるかは不明です。でもTOCFLへの足がかりになったかと言えば微妙。HSK3級は中国語文法の基礎を包括的に網羅しているため足元を固めるには良いと思いますが、4級で追加された文法事項はそれほど多くなかったような…。単語を覚えても全部簡体字だし、中国本土と台湾では発音が微妙に違うことがよくあるので、本来ならば簡体字で単語を覚える度に、繁体字と台湾での発音も学ぶべきだった。でもそれだけのリソース(体力とか)が自分に無かった。しばらくは繁体字の問題集とか教科書を地道に勉強して、ある程度まで進んだらHSK5級を腕試しに受けてもいいかなあと思っています。

 

何よりも健康第一だと実感した試験でした。

拜拜👋