7日目は西安の街中を観光しました。
この日のお昼は大雁塔近くのウイグル料理のお店で。「清真」とは中国語でハラールを意味します。
「羊肉泡馍」。パンをちぎってスープで煮込んだ料理です。味はかなりまったりしている感じ。ニンニクの酢漬けが一緒に出てきました。泡馍だけだと割と単調な味に感じましたが、ニンニクの酢漬けがさっぱりしていて、一緒だと箸が進みます。
調べてみると、この料理はなかなか奥が深く、客が自分でパンをちぎるところから行う食べ方もあるみたいですね。
たどり着いたのは大雁塔(慈恩寺)。慈恩寺は648年に建てられた寺で、その中の大雁塔は玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典や仏像を保存するため652年に建てられたものです。
玄奘の像
入場料は50元、塔に上る場合は別途30元支払います。上からは西安の街が一望できます。
続いて向かったのは青龍寺。空海がここで恵果和尚に弟子入りし修行したお寺です。周囲は広い公園のようなところになっています。
恵果と空海の像。
実はこのお寺、御朱印がもらえます。寺の門から入ってすぐ右のところにお守りなどを売っている場所があり、そこに御朱印帳を持っていき、50元(確か)支払いました。四国八十八か所や、西国三十三か所霊場巡りをした方はぜひ(「青龍寺0番札所」というハンコを押してもらえます)。
次は阿倍仲麻呂紀念碑を目指しました。興慶宮公園という、大きな公園の中にあります。大きな湖があり、玄宗皇帝と楊貴妃が遊んだ場所や、玄宗が宴会を開いた場所などが再建されています。
公園入口
阿倍仲麻呂紀念碑。彼は遣唐使として海を渡り、科挙にも合格、政府の要職を務めました。ものすごく頭が良い人だったんですね。日本に帰ろうとしたものの台風に遭い帰れず、最後は長安で没しました。石碑には彼の業績、故郷を思って詠った詩、李白が彼の死を悼んだ詩などが刻まれています。
公園の中の興慶湖
李白の像
市民の憩いの場という感じでした。青龍寺でもそうでしたが、あちこちで自分で運んだと思しきスピーカーを横にマイクで歌っているおじさんおばさんがいたんですが、それが西安の文化なのでしょうか。
次は回坊風情街と呼ばれる、回族の食堂などが集まる場所へ向かいました。すごい人!
ここのヨーグルトアイスを食べるのに結構並びました…。冷たい鉄板の上でヨーグルトやフルーツソースを混ぜ合わせ、最後にくるくると巻いてドライフルーツをお好みでトッピングするデザートです。
ラスベリー味を頼みました。
色々売っていて目移りしてしまいそうです
ぜひ行ってみたかったのが、この「女一匹シルクロードの旅」に出てくる小籠包のお店。
ここです。
羊肉入りと野菜入りのものを頼みました。熱い!肉汁どばぁ!
お腹いっぱいになった後は歩いてホテルまで散歩して帰りました。街の中心には鐘楼があり、夜はライトアップされて綺麗です。
Grand Park西安には10階にお茶屋さんがあり、「地球の歩き方」に「リーズナブルな価格で中国茶を飲める」とあったため、行ってみました。値段は一杯98元。2000円弱??うーん、はたしてリーズナブルと言えるのか???
お湯は何回でも注ぐことができます。私達は値段にビビッて一杯しか頼まず、お湯をつぎ足しつぎ足し2人で分け合って飲みましたが、多分普通は一人一杯頼むシステムだと思います。西安の夜景を望みながら飲む中国茶は美味しかったです。