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日々

各言語の侮辱の言葉って面白い、そして関西人にとっての最大級の侮辱とは何かという話

総統閣下シリーズ動画で「チキショウメー!!」と空耳してしまう台詞、本当は”Sie sind ohne ehre!”と言っていて、”Sie(あなたの複数形) sind(be動詞的なもの) ohne(〜がない、英語のwithout) ehre(名誉)”で「この恥知らずめー!!」というドイツ語らしいです。

ドイツ語には”Schwein”(豚野郎)という言葉もあるそうで、日本語の「このタコ!」という言葉(もう誰も使わないな…)を考えると、人を動物に喩えて侮辱するのは面白いですね。何故わざわざその動物なのか。豚とタコに謝れ。

日本では「お前の母ちゃん出べそ」という、もはや死語の言葉がありますが、イタリア語には「お前の母ちゃん売春婦」という侮辱の言葉があるそうで、英語だとmotherfucker(母ちゃんとヤッてるクソ野郎)という言葉もあり、どうやらお母さんを侮辱して相手を罵るのは日本語だけではないみたいです。真偽のほどはわかりませんが、韓国語にも「お前の母ちゃん犯してやる」という言葉があるとかないとか。

なお、関西人にとって最大級の侮辱の言葉は、「お前、おもろないねん」(お前は面白くない)らしいです。もちろん地域によるでしょうが、面白さや笑いを大事にする関西の人にとっては酷い侮辱なのかも。(知り合いの大阪人がそんな話をしてました)
なんというか強い人格否定ですよね。声量オバケの西川貴教(滋賀県出身)も「関西だと勉強や運動ができるだけではダメで、面白くないと評価されない」みたいなことをいつぞやのインタビューで言ってましたし。新潟や東京には無い価値観ですね!

追記:「売女の息子」シリーズは他の言語にもあるようです

英語→“son of a bitch ”
スペイン語→ “hijo de puta”

昔、サッカー選手のジダンがイタリアの選手の発言に激怒し頭突きをした事件がありましたが、「私の大切な女性たち、母と姉に対する、深く傷つける侮蔑の言葉」だったそうで…
お母さんを侮辱されると人間はブチ切れるのでしょうね。お父さんシリーズもあるのか調べてみたら面白いかも?

テキーラ村上著『痩せない豚は幻想を捨てろ』

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テキーラ村上さんの、『痩せない豚は幻想を捨てろ』(書籍版)は結構良かったです。

タイトルのインパクトがありすぎ。

 

同名のブログで、だいたい同じ内容は読めますが、書籍の方が綺麗にまとまっている感じですね。あと文章の質がバリバリに上がってます。

https://www.bodymake-final.com/


文章がキレッキレだし、割とわかりやすくてそこまで極端なことも言ってない(ブログの方が極端)。とにかくダイエットのハードルを下げることを意識してるように思えた。

全体的にブログよりも文章まとまってるし「テキ村節」が最大限に発揮されているし、丁寧に丁寧に書かれたんだと思う。書くのに7ヵ月かかったと書いてあった。

なんというか、相変わらず暴言は吐いてるけど(ジョークとして)、基本的にすごく優しい。人の弱さに寄り添うっていう感じ。


読んだ甲斐はありました。Kindle Unlimitedに加入していればタダで読めるので、加入されている方も、そうでない方も、どうぞ。心からオススメいたします。

 

2020年上半期まとめ&下半期抱負

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2020年上半期は、自分という土壌にこれまで自分が植えてきた、というか、他の人が植えてきてくれた種が、一斉にぽぽぽぽぽ!と芽吹いた時期でした。

 

1月は妊活に向けた断薬のため死んでいましたが、2月9日にリングフィット、3月16日にフィットボクシングを買ったことで病状が安定し、あんなに増え続けていた体重も減り、外出も前ほどは苦ではなくなりました。

弓道をやっていたおかげで腕の筋トレはキツいけど辛くないし、合唱部時代散々腹のトレーニングをしてきたからか、腹の筋トレもキツいけど辛くありません。マッスルメモリー!一番辛いのは下半身です。大腿四頭筋…内転筋を鍛えるのは結構好きなんですけどね。

 

体調が安定してきたということで、在宅でできる仕事を探しました。たまたま、英文記事ライティングで私を気に入ってくださる方がいて、その方を主にクライアントとしてライティングの仕事をしています。

英日・日英翻訳はちょこちょこやっています。きちんとプロとして認めてもらおうと、翻訳会社のトライアル(※プロとして登録してもらえるかの試験)の結果待ちです。

意外にも、翻訳学校に半年通ったことが役に立ちました。当時は「こんなの受けてどうするんだ、何の役にも立たないのでは」と思っていましたが、めっちゃ役に立ったよありがとう。

 

英文ライティングの内容としては、日本(語)の紹介を通じて日本文化などを紹介するみたいな記事です。

日本を紹介する際、ベースとなるのは高校や大学で培った知識。という訳で実家からかっぱらってきました。漢字辞典は2種類持って帰ろうと思ったら怒られた。

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上手く写ってないですが九鬼修造の『「いき」の構造』も持ってきました。
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なんと新渡戸稲造の武士道は原著が英語、日本語版はそれの訳。痺れますね。

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いい加減読み直さないといけないForest(最近の高校生はまた別のものを使っているらしい)と、大昔「医療翻訳とかやってみたいなぁ〜」と思っていた頃に買った本。(※読んでない)
なんだこれ。「論文らしい長い文の作り方」とかあって最of高じゃん。グッジョブ昔の私。節とか構文とかバッチリカバー👌
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この辺りは私が大学進学したあたりから既に実家から持ち出しているものです。懐かしいと思った人は同世代。

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辞書系。ロングマン英英辞典は確か翻訳学校に通っていた頃に勧められて買ったものだったのですが、なんとこれはイギリス英語対応で、アメリカ英語はまた別のバージョンが出ているのだった(絶句)

英語コロケーション辞典も、翻訳学校で勧められて買ったもの。

国語辞典は最新のものを買いました。日本語はどんどん変わっていくからね。
The Chicago Manual of Styleはスタイルブックとして有名とのことで買いましたが難しくて読めるかな…って感じ。

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仏教の基礎知識…?として面白かったのはこれ
超オタク(※仏教オタクという意味ではなくニコ厨的な意味で)文法で書かれているので、それに慣れる方が普通の人は大変かもしれない。昔のニコニコ動画に浸ってた人はサクサク読めると思う

 

今思うと、教育というのは、自分の中に種を植える/植えてもらうことだったんだな、と思う。

それがどう芽吹くかはわからないけど、いつか何かの形で芽吹く。だから、(特に高校までの)勉強している当の本人は、それが何に繋がるのかわからないし、無意味に感じることもあると思う。

だけど私は言いたい。ロアルド・ダールの「おばけ桃の冒険(James and the Giant Peach)」の映画に出てくる台詞みたいに。

どうして勉強するのか、と子供たちに聞かれたら、こう答えたい。

"Marvelous things will happen; things even you never dreamt of."

(素晴らしいことが起こる、君が夢見たことすらないほどの。)

 

中国語を勉強したことも、中国語と日本語の違いを説明するのに役に立っている。

全てがライティングへと繋がっている感覚。

 

それにしても公立高校のコスパって半端ないですね。私の時代で月12000円ほどだったそうで、それで週5で6限まで授業して、テストも定期的にやってくれて、しかも夏休みや冬休みは受験対策の補修までしてくれる学校でした。職員室に質問に行けば、先生方は何でも答えてくれるし、本当に恵まれた環境でした。

弟の代は高校の学費無償化で授業料がタダだったらしく、なんじゃそりゃ、それもう「コスパ」の「コス」がなくて「パ」だけじゃん、という気持ちになりました。

 

大人になると、勉強にすさまじくお金がかかります。翻訳学校に通うのも、半期で22万円かかりましたし。土曜日2時間授業x2=4時間(英日翻訳と日英翻訳)、毎週宿題が出てびっしり赤ペン先生、そして全員分の回答を各学生に配布し、ディスカッションしながら何が一番良い訳かを探っていく授業でした。

ただ、大人になると自分の金で学ぶので、必死さが違うというのはあります。

 

当然のことですが、高校・大学で学んだことはあくまでベースであって、最新の「常識」はネットで調べたりします

鎌倉時代って1192年からだと習いませんでした?「いい国作ろう鎌倉幕府」だよね?
最近は1185年開始がメインストリームっぽいです。とはいえ1192年を鎌倉時代の始まりとする説も「異論」としては認められているようです。

 

また、海外を旅して、海外の友人たちと接してきた経験が、外国人は日本の何を知っていて何を知らないか、そして何を知りたいのかを推測する材料となっています。

また、ジョジョ鬼滅の刃などを読んできた経験も、生かされそうです。

 

とにかく、今までの人生経験がライターとして全て文章に繋がっています。それはまさに、これまで何も芽が出ていなかった土壌から、ぽぽぽぽぽっ!と芽が恐ろしい勢いで出てきたようなものです。

これらを、枯らさないように、上手く育てるのが下半期に重要になってくると考えています。果たして、その芽は大木になるのか、背の低い植物で花が咲くのか。私だけの庭園を作るような気持ちでいます。

 

無印のインスタントスープの素晴らしさをみんなに伝えたい

外出自粛、テレワーク、もうみんなご飯作るの飽きたんじゃない⁈

私は飽きたよ‼︎

一人だったらすごく適当に済ますのに家族がいたらとりあえず「メシ」としての体裁整えないといけないじゃん。

 

最近は非常事態宣言も解除されたし、家族がみんな家にいて誰かが(特にお母さんが)みんなのためにご飯を作り続けないといけない、という事態はだいぶ改善されたかもしれないけど、それを置いても体調にだって波があるしやる気が出ないこともあるし、スーパーに食材を買いに行く元気すらないこともあるよね。

 

そんなあなたに無印良品のインスタントスープをオススメしたい。スーパーで売ってるインスタントスープとはクオリティが段違い、というか、「家族に出せるちゃんとした食事」として使えるのです。

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爆買いしましたが、

①美味しい。色んな具が使われている。バリエーション豊富

②ボリュームがちょうどいい。多すぎず少なすぎず。手作り味噌汁を食べるのすら胃腸が辛い時でも食べやすい。

③むしろスーパーで売っているインスタントスープは何故あんなにショボいのかと疑問に思い始める(しかし、あれはあれで非常に食欲がない時にはありがたい)

 

おすすめです。お試しあれ。

www.muji.com

現代短歌の持つ力と意義-『サイレンと犀』『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』

みなさんにお聞きします。
詩集にお金を出そうと思ったことはありますか?
それも、現代短歌(国語の教科書で紹介されるちょっと昔のものじゃなくて、本当に【今】のもの)に?
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私が歌集を買おうと思ったのは、この本が初めてでした。
『サイレンと犀』岡野大嗣
どんな短歌が収録されているかは、帯の裏面にいくつか載っていますので、ご覧ください。
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その他、いくつかご紹介します。
「散髪の帰りの道で会う風が風のなかではいちばん好きだ」
(わかる〜〜〜)
Nujabesで耳をふさげば掃きだめの夜もワンオクターブ明るむ」
(おそらくNujabesファンは全員首がもげるほど頷く。個人的にNujabesは夜歩く時にイヤホンで聴くのがベスト)
Nujabes(2010年に亡くなった伝説のDJ、トラックメイカー、音楽プロデューサー)の入門には何がいいのかわからないけどとりあえずこの動画を貼っておきます。アマプラで大量に無料で聴けるので是非ぜひディグってください!!(現代語)
Spotifyはすみませんがよく知らないです。。。インスト、もしくはトラックに英語ラップが載っている曲が多いです。
帯にある、
「もういやだ死にたい そしてほとぼりが冷めたあたりで生き返りたい」
以外でも、背筋にゾクゾクくる歌もあります。
「抜けるほど青い空って絶望と希望を足して2で割った色?」
「ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ」
「信じれば夢は叶うという夢を信じ続けた被害者の会」
また、この方が木下龍也さんという歌人とコラボした、『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』。
男子高校生ふたりの7日間をふたりの歌人が短歌で描いた物語。
いや…タイトルまで短歌かよ、最高すぎるだろ。
こちらも裏表紙
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Googleに聞いてもヒット0だったからまだ神にしかバレてない」(岡野大嗣)
いや…お前が神か。という短歌ですね…
明るさを感じるもの、闇を感じるもの、それ以外でも、今を生きる私たちの、自分では言葉にできない様々な感情が、三十一文字(みそひともじ)の形をとって並んでいる。
短歌のイメージというと、
万葉集とか
現代語だと「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」(俵万智)とか
「白鳥は哀しからずや空のあを海の青にも染まず漂よふ」(若山牧水)←旧仮名遣い?とか、だったんですが、
「今」を生きる私たちのリアルな感情を、しかも場合によっては自覚すらしていなかったものを、掬い上げて鮮やかに三十一文字の形で表現する、現代歌人の恐ろしい力を感じさせる2冊です。ぜひ、読んでみてください。

1歳4ヶ月児に見る人間性の定義~ホモ・ファーベルとホモ・ルーデンス~

 
みなさんは高校時代、倫理の授業の一番最初で、昔の偉い人たちが考えた人間の定義を習わなかっただろうか。
 
曰く、
ホモ・サピエンス、考えることに人間の意味を見出す(リンネ)
・ホモ・ファーベル、工作人、道具を使うことに以下略(ベルクソン
ホモ・ルーデンス、遊戯人、遊ぶことに以下略(ホイジンガ
 
1歳4ヶ月児の双子である甥と姪が、諸事情により私の実家に帰省するのに合わせ、私も帰省した(他にも理由はあるが割愛)。叔母である私は彼らの大ファンである。宇宙一可愛い。だが、新型コロナウイルスの影響で会いたくても会えず、弟に奴隷のように「彼らの写真や動画をよこせ」とたかっていた。
 
甥と姪は今、身の回りの全てをおもちゃにし、人類の作り出した「仕掛け」「道具」にハマっている。
引き出しやドアを開けては閉める。ボタンやスイッチを押すのが好き。
彼らはまさしく「ホモ・ファーベル」「ホモ・ルーデンス」の段階に立っている。
これまでそういったことを意識してこなかった幼児が、1歳5ヶ月にして「文明」と衝突しているような印象を受ける。非常に面白い。
どれだけホモ・サピエンスかは不明。ある程度考えてはいるのだろうが、過去や未来の概念があまりなく、とにかく「今」しかないように思われる。「今」バナナが食べたい。「あとで」という言葉は通じないし、おそらく「今」しか生きていない。
数か月前まではおもちゃで遊んであげたし、絵本もよく読んであげたが、今はそういう段階ではないようだ。興味が向かない。人間が作り出したおもちゃなんて要らない。
歩けるようになり、手足を意のままに動かすのが上手くなり、自分の手でこの世界の感触を確かめたいという好奇心に溢れているように見える。
 
彼らは喃語をよく話す。何かを伝えようとしているのだろうが、その言語を大人は理解できない。「パパ」「ママ」「ハイ(返事)」「ワンワン(犬も猫もワンワンと呼ぶ)」などは言えるようだ。確かに、犬と猫の区別は難しいし、犬など犬種による外見の幅が非常に広いので、それら全体を「犬」として認識するのはかなり高度な営みではないかと推測している。
喃語の国際比較をしてみたら面白いと思った。どれだけ母語の干渉を受けるのか。中国語の母語話者となる子供は、声調が既に喃語の中に入り込んでいるのだろうか。
 
彼らはこれまで、言語以前の世界に生きていた。それは私にとって、非常に興味深いものだった。もはや私は、言葉の檻に閉じ込められて、そこから出ることができず、その中からしか世界を見ることができない。
彼らは今度は言語によって世界を「分けて」いく段階に入る。「分かる」ことは「分ける」ことであると、高校の国語の先生が言っていた。おそらく彼らは、あと数か月でペラペラと話し始めるだろう。お盆に再会する予定だが、その頃は一体どのような成長を遂げているのだろうか。
 
おそらく、自分の子供であれば育てるのに精一杯で発達を面白がることなんてできないかもしれない。数か月に一度会える叔母という立場から、彼らの成長の記憶を残しておく。
 
なお、これは私と母の共通見解だが、赤ちゃんと猫は似ている。いたずらをするとか、新しい場所に行けばひととおり点検するとか、人見知りとか、怒られているのは理解しているが懲りずにまたやるとか。猫を飼っていると、何をされても「猫だからしょうがないよね」という、寛容の精神が育まれる。私も母も、甥と姪に対して「幼児からしょうがないよね」と、(本当に危険なことをしようとしたら止めつつ)彼らの行動を寛大な心で受け止めている。いいんだよ、いいんだよ、何をやってもいいんだよ。刃物には触らせないよう気を付けつつ、コンロを使う時は最新の注意を払い、高いところに上れば落ちないように身体でサポートしつつ、可能な限り彼らの好きなようにさせておく。
 
彼らと会うたび、新しい発見がある。乳幼児は、面白い。

妊活の試練(持病のための服薬について)

みなさんがサラッとFacebookに書かれる妊娠報告や出産報告にも、そのひとつひとつの裏には壮絶なドラマがあると思うんですが、自分の場合、持病の治療で思わぬところに引っかかり、激おこぷんぷん丸通り越してカム着火インフェルノォォォォオオウ(爆発)とか激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム(神)みたいになっています(※ネタが古い)(インターネット老人会)
長年通った遠方の医院が通いづらいことから、近所の医院に転院したんですが、院長の都合で半永久的に休診(実質閉院だと思う)となり、もはや薬が残り1日しかなかったことから(※ギリギリの日数分しか処方してくれない医者だった)、やむなく近所の別の病院に助けを求めたんです。ですけど。
「今飲んでる薬を全て断薬しない限り妊活は認めないゾ☆その状態で妊娠したかったら別の医者にかかるんだな」(具体的には、最初の医者に戻れ)みたいなことを言われ、いや、いやいや。
いやいやいやいや。
「どの薬飲んでもええかは産婦人科の先生の考えることやから」って産婦人科医師がどんだけ精神医学のこと知っとると思っとんじゃボケェ!!医者なんて専門外のことは何も知らないに等しいんじゃ!!お前が判断せずして誰が判断すんねん!!(怒)
しかもいきなりの断薬は認めないっておっしゃいますやん。かといって減薬のペースも読めないっておっしゃいますやん。どないせえっちゅうねん。
そりゃ、どの薬の添付文書にも「この薬は赤ちゃんに対して絶対に安全です!」なんて書いてません。
「妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること」と書いてあるだけです。
今日の診察の場でも説明されたけど、んなこたあ百も知ってるんだよこっちは!!(怒)
どの診療科にかかっていようと、持病、特に慢性疾患(=治らない病気)を抱えていて妊娠を希望している/妊娠している女性に対しては、「禁忌」(明らかに胎児の奇形が認められるなど、妊婦に絶対に処方してはいけないもの)は避けるものの、あとは極力減らせるだけ減らす。
それでも多少飲み続けるか、要するに薬の有益性が病気の危険性を上回るかは、お医者さんの判断、そして患者への説明と同意の世界だと、思っているのですが。内科医もそんなこと言ってたよ。
実際、最初の主治医も、次の主治医もそのスタンスでした。最初の主治医は持病に対する学会のガイドラインも全部コピーして渡してくれたし、初乳の際これだけは断薬が必要(あとはミルクで対応)というのも、胎児に母乳を通じて伝わる物質量などのデータを見せながら説明してくれました。
12月頃から薬を一種類断薬しようとしたら2ヶ月間布団から出られず、完全に要介護状態が続き、もはや人の形を保てていませんでした。(図は昔描いた漫画の一部)
現在はその薬は完璧に断つことができていますが、あと2種類飲んでいる薬を断薬するのにどれだけ時間がかかるのか、もはや数年…というか永遠に無理では。私が廃人になるほかない(もうなってるけど、それ以上に)。
とりあえず最初の主治医の医院に電話をかけてみたら、医師が出て「今は薬を飲みながら妊活するのが普通やけどなあ。一度顔を見せにおいで」と言ってくれました。
今関西にいないので、関西に帰ったら行きます。
 
はあ…この世にこれだけ大量に人間が存在していることが奇跡に思えてきたわ…とりあえず甥と姪を愛でよ…