敦煌の観光スポットで一番有名なのは莫高窟ではないでしょうか。5世紀から15世紀まで造営された大規模な石窟群で、私も世界史で習った記憶があります。
宿を8:00に出発し、車で莫高窟数字展示中心に向かいました。莫高窟を見学する観光客はまずここで2本映像を観なければなりません。予習必須ということですね。外国人が入場できる時間帯には制限があるそうで、私達は9:00の回を事前に予約していきました。映像を観る際に耳につけるイヤフォンには日本語チャンネルも用意されています。
その後は観光専用バス(無料)で莫高窟へと向かいます。日本人観光客が集められ、日本語を話せるガイドさんが案内してくれました。
現在確認されている石窟は735あるそうで、そのうち12窟を回りました。
どの石窟を回るかはガイドさんによるそうですが、前日1日観光でお世話になった旅行会社の方曰く、井上靖の小説「敦煌」に出てくる第17窟は必ず回ってくれるそうです(以下写真)。
石窟内は撮影禁止のため写真が載せられないのが残念なのですが、時代によって石窟自体の形・彫刻・壁画が異なり、めくるめく仏教美術の世界、という感じです。
莫高窟観光が終わったのは昼過ぎ。タクシーで宿に戻り、レストランで昼食を取りました。ここのレストランは写真付きのメニュー(タブレット)で注文できるのが便利です。頼んだのはチャーハンと酸っぱ辛い麺と鴨肉。チャーハンは正義ですね。
温かいお茶はお代わり自由なのがありがたいです。今回の中国旅行では多くのレストランで温かいお茶が無料で出てきました。日本のレストランで氷の入ったお水が出てくるのと同じような感覚でしょうか。
実は前日の敦煌1日ツアーの後、旅行会社のガイドさんから夜の砂漠をバックに毎晩上演される「敦煌盛典」というショーを紹介され、せっかくなのでチケットの手配をお願いしました。ショーの時間までは時間があったため、昼間はホテルでゆっくりした後、また市街地に出てぶらぶら歩きを楽しみました。
ドライフルーツだけでなく、生の果物も沢山売られています。
シシカバブの店が並ぶ商業一条街で、早めの夕飯を。このあたりはどこも客引きが熱心です。
三十年老店というのを見てこのお店に決めました。美味しい!
シシカバブには是非ビールを…というところですが、酔っ払って気持ち悪くなってはいけないと、敦煌特産というこちらのジュースを。
羊のモツ煮スープ、麺入り。スープの味自体は飲みやすいのですが、モツは部位によってかなりクセがありました。量が多いです。
「敦煌盛典」は毎晩上演されているショーで、場所はなんと宿から徒歩3分!野外の座席が360度回転し場面転換、さらに洞窟(莫高窟)を模したセットの中に入っていくという演出もあります。物語としては画家と少数民族の姫の悲恋モノです。
ガイドさん曰く写真撮影はOK
熱した鉄をバシャー!
あまり写真を上げるとネタバレになるので止めますが、面白かったです。ワイヤーアクションやプロジェクションマッピングを駆使した演出に大興奮。劇は全て中国語ですが、ストーリー自体は割とシンプルで、事前にあらすじを頭に入れておけば十分楽しめます。値段は一番安い席で198元でした。