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しがない会社員・いれーんの日記。旅好き、猫好き。

自己肯定感に悩む大人は今すぐポケモンのウルトラサン/ムーンをプレイしろ

私はポケモンを初代しかプレイしたことがない。初代が発売されたのは1996年。もう22年も前のことだ。
最後にゲームをやったのも10年以上前で、ゲームというものからはずっと離れていた。

何かが変わったのは、2017年のポケモンの映画「キミに決めた!」を観たことからだった。

主人公はサトシで、オーキド博士からピカチュウを最初のポケモンとしてもらい、マサラタウンから旅に出る。つまり、初代ポケモンをプレイした人間にとっては、完全に胸熱な内容である。
まず開始後すぐに、懐かしい戦闘BGMがオーケストラバージョンで流れ、思わず涙が出た。そして初代ポケモンで味わった、あの楽しかった冒険をもう一度体験できているような気がして、ところどころでボロボロ泣いてしまった。懐かしい。懐かしすぎるのである。

21年の時を経て、私はポケモンに再び巡り会うことができた。そしてある日、私は最新作であるウルトラムーンのカセットを手にすることになった。

ウルトラサン/ウルトラムーン(以下USUM)では主人公の性別を選ぶことができ、好きな名前をつけることができる。私は自分の本名でプレイしているのだが、ゲーム内のキャラクターから名前を聞かれる場面が度々あり、答えると、必ず褒められる。

「きみ 名前はなんというのかな?」
「○○…いい名だな」

…生きていて、名前を褒められることなんてあるだろうか?

それだけではない。

USUMの世界には4つの島があり、「島巡り」というチャレンジがメインとなって物語が進んでいく。数々の試練をこなし、最後にその島のキング/クイーンと闘う、というシステムだ(初代にあったようなポケモンジムは無い)。やっぱり(?)悪の組織は出てくるし、伝説のポケモンの謎も解き明かしていく。

この「島巡り」をしているだけで、ありとあらゆる人から応援される。色々なアイテムももらえる。自分は相手に(基本)何もしていないのに。
こんなこと、現実であるだろうか?特に大人になってから、自分のために何かをしているだけで応援を受けるなんて。

バトルで勝っても、「きみとポケモンの強い絆を感じたよ!」と褒められる。相手を打ち負かしたのに、相手も悔しいはずなのに、勝利を称えられる。

ポケモンは子供も楽しめるように作られているためか、主人公は作中で何度となく褒められ、認められ、励まされる。これが、大人になった私達にもものすごく効くのだ。自己肯定感とか、自信とか、自尊心とかが自然に持てるように作られている。そのメッセージは、他人との比較だとか、自分自身へのダメ出しだとかで落ち込み、暗闇でうずくまっている大人のプレイヤーにも真っ直ぐ届く。

だからこそ、自己肯定感を失っている人がいたら是非ポケモンをやってみてほしい。そこはある種の非現実的なユートピアかもしれないが、架空の世界だからこそ、私達大人は心の羽を休め、傷を回復することができる。そこから現実に戻ってきたら、世界の見え方が少し変わっているかもしれない。