熊野那智大社、熊野本宮大社、熊野速玉大社を合わせて熊野三山と言います。
那智大社には行ったことがあるのですが、残り2つは行ったことがなかったため、速玉大社も行こう、という話になりました。
川湯温泉からバスで1時間ほどで新宮の街へ。
まず、速玉大社にお詣りします。
神仏習合の考え方では、速玉大社は薬師如来(過去と健康を司る仏様)を祀っているそうで、過去の辛いことを清算でき、自分や家族の健康を祈ると良いそうです。
神社の横でボランティアの方が熊野三山の説明をしていたので、途中から聞いていると…
「神倉神社は熊野の神様が最初に降り立ったとされる場所で、熊野三山のお母さんの神社です。」「もう、熊野詣でに来て神倉神社に行かないというのは真夏に気の抜けたぬるいビールを飲むのと同じ!」「熊野三山はそれぞれ薬師如来、阿弥陀如来、千手観音を祀っていますが、神倉神社はその大元なので全部のご利益があります!」
というお話だったので、こりゃあ行くっきゃないね、と夫と顔を見合わせました。
どうやら神倉神社へは熊野速玉大社から車で5分、徒歩10分で行けるとのこと。
御神体である岩は山の上にあり、そこに登るまでに源頼朝が寄進したという583段の階段があるのですがちょ…急…。
源頼朝のバカヤローと言いながら頂上に到着。
この岩が御神体です。
この岩に触って、自分の住所と名前を言って願い事をすると良いそうです。
そこにもボランティアのガイドのおじさんがいたので、この近辺で美味しいご飯屋さんはありますか?と聞くと、「さんま寿司は絶対食べて帰れ!」とのことだったので新宮駅前にある徐福寿司へ。
ばーん
さんまがまるまる一匹。大変美味しゅうございました。その他にも熊野牛を使った太巻きを食べたり…マジ和歌山のポテンシャル半端ないわ…
帰りは新宮の駅からまた特急くろしおに乗って新大阪へ。車窓からは広大な太平洋が見えました。
とにかく、行ってよかったー!という旅行でした。熊野の山には本当に神様がいる気がします。自然の中を歩いていると元気が出ます。ぜひ海外の友人にも「日本のトレッキングスポット」としてお勧めしたいなと思いました。
あと、今回出会った和歌山の人達は例外なく全員キャラが濃かった(笑)そういう意味でも良い旅行でした。
いつかまた熊野の地に呼ばれたら、歩きに行きたいと思います。