近露王子から継桜(つぎざくら)王子に向かいます。
朝森を歩くのはとても気持ちがいいです。
野中の清水。飲むと健康になれるのだとか。
継桜王子に到着!大きな杉の木がたくさん生えており、日照や地形の関係のため、どの木も南東方向の那智山を向いていることから「野中の一方杉」と呼ばれているそうです。ここには神社があり、自分と家族の健康と、旅の無事を祈ってお詣りしました。
ちょうど紅葉が綺麗な季節でした。お昼頃来たら写真左のお店もやっているのかな〜。
そこから歩いて25分ほどの野中の一方杉バス停へ。バスに乗って一気に発心門王子まで行きます。
発心門王子(ほっしんもんおうじ)は聖域への入口なのだそうです。写真に撮り忘れましたが、神社があり、そこでお詣りしていよいよ聖域に入ります。
ずっと歩いていると山が見える場所に出たりします。
お昼は途中にあった休憩所で、宿のおばさんに持たせてもらっためはり寿司を。この休憩所、なんと温泉水で淹れたコーヒーが飲めます。美味しい!そして紫蘇ジュースも美味しい!柿も置いてあったので買いました。
お弁当にはみかんも入っていたのですが、これがまた美味しい。「愛媛のみかんは世界一」っていう曲があったけど、和歌山のみかんも世界一ではないでしょうか。
その後道中を歩いていくと、木々の間から光が差し込んで来て、とても気持ちがよく幸せな気持ちに。いつまでも歩いていけるような気さえしました。
そして熊野本宮大社に到着!裏口から入るような形になるのですが、木でできた鳥居の前に来た時には何とも言えない感動がありました…。イージーモードではありましたが、体力のない自分がここまで無事に辿り着けたことに対してある種の達成感と、熊野の神々への感謝の気持ちを抱きました。
熊野本宮大社の図↓(暖簾の内側は撮影禁止)
この時点で結構足は痛かったのですが、夫が「絶対大斎原(おおゆのはら)は行かなければならない!」と言うので、足を引きずり引きずり向かいました。どうやら正面の鳥居から徒歩5分とのことですが、夫曰く「その先に色々あるんだよねえ」とのこと。
大斎原の鳥居。でかい!
ここは以前熊野本宮大社があったところで、水害にあったため神社は現在の場所に移転したとのこと。昔の敷地は今より何倍もの広さがあったそうです。
結論から言うと…すっごく良かった。
中は「こんな穏やかな場所があっていいのか」と思うようなのどかなところで、熊野古道詣りのゴールがここで良かった、としみじみ思いました。ここも撮影禁止なのでぜひご自分の目で確かめてみてください。
そこからはバスに乗って川湯温泉へ。
泊まったのは亀屋旅館というところ。
ここのお風呂は人生で一番気持ちが良かった…!私達が着いた時間は人も少なかったためか、お風呂を独り占めできました。予定していたルートを歩き通せた達成感と疲労、熊野本宮大社にお詣りした時の清々しさもあるのでしょうが、何せお湯がとてもとても良かったです。温度も好みドンピシャ、普段そこまで温泉が好きで無い私でも(嫌いな訳ではない)ゆっくり浸かることができ、疲れを癒せました。
夜は薬膳料理でこれもハイパー美味しい…。和歌山はどこで食べても美味しいです。同じ関西に住んでいながら和歌山はほとんどノーマークだったぜ…和歌山のポテンシャルを見誤っていたぜ…!と反省しました。
翌日は熊野速玉大社に向かいます。