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日々

世界の広げ方に関するパラダイムシフト

学生時代、私は旅行をほとんどしなかった。旅行をする人に対する憧れはあったが、お金も気力もなかった。自分で自分を抑圧していたようなところがある。

 

その反動で、社会人になってからはガンガン旅行に行った。長期休暇があれば旅行。家族や会社の同期などを誘って、旅行を計画する(言い出しっぺでもないのに、旅行会社を探して連絡をとってモロッコ一周を手配したのは何故だろう…)。仕事でめちゃくちゃストレスが溜まっていたのもある。とにかく日常から遠いところに身を置きたかった。

 

最近は休職中で仕事のストレスがないこともあってか、物理的に移動して自分の世界を広げていきたいという欲求がない。むしろ本や映画で世界を広げていきたい。人生における大きな変化だ 。

本屋や映画館が身近にたくさんあって恵まれているのもあるけど、そんなに大きくない行動範囲で色々済ませることができている。本だったらいざとなればamazonがあるしね。できるだけ書店に行って、自分の目で書籍を見て買うようにはしているのですが。置いてなかったら取り寄せている。

体調を崩して休職している私にとっては、このパラダイムシフトは大きい。物理的に大きな移動をすると、反動で動けない日が続くからだ。今はまだ寝込む日が週に2〜3日あるけど、カウンセリングの成果もあってか、落ち込みの幅が少ないし、寝ていることに対し罪悪感が薄くなった。自分の病気にほとほと飽きてきて、いい意味での諦観を持てていることもあるかな。

 

しかし、読書はいいとしても、ちょっとハイペースで映画を見過ぎている。そして演劇にまで興味を持ちだしている。少し軽躁気味かなあ。怖いなあ。

調子にのってはだめ。アクセル踏みすぎていたらそれを自覚すること。そしてブレーキをかけること。その反動が必ず来るから。一生抱え続ける、私の課題。