10:44 AM

日々

多幸感

先日、ベルギービールの店に行った。目当ての店が満席で、どこか入れるところがないかと近辺をうろついていたらその店はあった。店員さんが表へ出てきて「今ならご案内できますが、当店はビールしか置いていないですがよろしいですか」と聞いてきた(ソフトドリンクはある)。その潔さ、ストイックさに惹かれ入ってみることにした。

私は苦味の全くない白くてフルーティーなビールを、夫は少し強めのパンチのあるものを頼む。豚バラ肉のスモークや本日のガーリックオイル煮などを頼むがどれも美味しい。ビールとの組み合わせが素晴らしいもののオンパレード。〆のパスタも良かった。

中でも、フリテンというベルギーのフライドポテトが殺人的に美味しかった。温度を変えて二度揚げしたポテトにマヨネーズソースをかけて食べる。カロリーの高さに対する罪悪感がたまらない。

 

美味しい料理とお酒を楽しんでいる時、私は多幸感に包まれる時がある。ただ、いつそれがやってくるのかはわからない。

「生まれてきて良かった!」「人生万歳!」とか言ってしまう。日本酒に和食なら「日本人に生まれて良かった!」とか言う。にこにこ。ちょっと変な客であるような気もするが気にしない。

たいていそれは夫とお酒を飲んでいる時にやってくるのだが、いつもではないので、どういう条件が揃えばそうなるのかはわからない。

ただ、学生時代にはそんな多幸感を味わったことなんてなかったので、こんなことがあるなんて!と驚いている。大人になるのもいいものだなと思う。