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日々

夢と挫折-夢は職業に関するものでなくてもいい

今週のお題は「夢と挫折」。

 

子どもの頃、私には「なりたい職業」がなかった。大人に「あなたの夢は何?」と聞かれると、適当な職業を答えていた。粘土のアニメーションを作る人、とか、漫画家、とか。

 

1.実現できた夢

とはいえ、私にも夢はあった。

「いつかフィレンツェに行くこと」と「軍艦島に行くこと」。

 

小学生の頃、私は高楼方子の「ココの詩」という本が大好きで、その舞台がフィレンツェだった。

ずっと思い続けた場所。それは大学の卒業旅行で叶った。

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 ドゥオモ!ヴェッキオ橋!

憧れていたウフィツィ美術館にも行くことができ、「ヴィーナスの誕生」を生で見ることができた。

フィレンツェはとても美しい街で、人生で初めて「夢が叶った」瞬間だった。

それと同時に、「夢は別に職業に関することでなくてもいいんだ、行きたい場所とかでもいいんだ」と思えるようになった。

 

もうひとつの夢は、「軍艦島に行くこと」。

私は中学生の頃、何故かインターネットで廃墟の写真を見るのが好きで、いつか軍艦島に行きたいと思っていた。

それは社会人になってから、長崎への一人旅で叶った。

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とても美しい場所。

 

ちなみにもうひとつ気になっていた廃墟、今はなき香港の九龍城の跡地にも社会人になってから行くことができた。

跡地は美しい公園になっており、また九龍城に想いを馳せるコーナーもあった。

 

2.挫折

挫折の体験もある。

高校時代の夢は「大学でやりたいことを見つけること」「充実した学生生活を送ること」だった。

私は高校時代、高校の勉強は楽しかったものの、「大学で専門としてやりたい分野」がなかなか定まらなかった。そしてひどく無気力だった。

そんな私を見て、担任の先生は「大学に入ってから教養課程のうちにゆっくり専門を決められる大学」を勧めてくれた。

私はその大学を目指して勉強し、結果幸運にも合格することができ、上京した。

しかしそれは叶わず、無気力な状態は続いた。

 

何もやりたいことが無い。

楽しいことが無い。

これはとても辛い経験だった。

 

今でも、私の受験を後押ししてくれた高校の先生方、大学に行かせてくれた両親にはとても申し訳ない気持ちでいる。

 

3.今の夢

とにかく、病気の寛解

そして穏やかに暮らしたい。

 

もう、それだけです。

 

Netflix火花お題「夢と挫折」

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