10:44 AM

日々

年度初めの始まり

やっとアクセルを踏みたい気持ちが出てきた。

中国語の勉強を再開。
資格を取ろうと気張って問題集を買ったりすると漏れなく挫折するので大学時代の教科書を引っ張り出してくる。
ネットで言語交換(異なる母語話者がお互いに母語を教えあうこと)の相手を探す。台湾の人や中国の人、合わせて3人と知り合うことができた。まだ始めたばかりだが、ものすごく勉強になる。相手に中国語でメールを書く。その際、日本語の文章もつける。相手が中国語を添削してくれると同時に、私の日本語は相手に例文として伝わる。相手から日本語と中国語でメールをもらう。私は日本語をチェックして添削する。中国語でもらった部分はノートに書いて、読み方と意味を調べ、自分の例文ストックにする。

これまで中国語を学ぼうとしては挫折してきた理由を考えると、どうやら資格取得を強く意識していたことがあるように思う。資格に向けた勉強は今の自分にとってハードルが高いようなのだ。資格はモチベーションの元になるし、それに向かって勉強することで力がつくのはわかっているが、それは今の自分には馴染まないし、また必要とされてもいない。資格に特化した新しい参考書を買って取り組むよりも、昔の教科書を復習するのは楽でいい。言語交換も無料だし気軽でいい。もちろん、どこの誰とも知らない人を相手にするので、リスクはあるだろうが。

 

言語交換のやりとりの中で英語の文章を書こうとしたら、自分の英語力が完全に錆びついていることに気づく(中学レベルが怪しい…)。夫が毎日Skypeで英会話をやっていることを思い出し、とりあえず無料での体験レッスンを受けてみる。全く英語が口から出てこない。

がたがたがたがた。
鍵のついた箪笥に閉じ込められた私の英語。

夫がSkype英会話をやっているのは知っていたが、「今の自分が英語力向上のためやるべきことはそれではなくて他にある」と思っていた。具体的には参考書を用いた文法の復習。とにかく英作文が苦手なので書く。英字新聞などを多読することにより語彙を増やす。翻訳の勉強。より自然な日本語にする。やるべきことはわかっていたが、やっぱり挫折していた。

でも今回体験レッスンを受けてみて、自分にも得るものがありそうだなと思った。言うまでもなく読むこと、書くこと、聞くこと、話すことはつながっている。無料レッスンはもう一度受けられるので、もう少し様子を見てみようかと思う。英会話の学校に通うよりは安いし(一日25分、365日受け放題で5500円)。

 

とにかくお金はかけず、ハードルは低く。それが今のキーワードな気がする。

年度末の終わり

年度末が終わる。

こう書くと、今日は最高に終わっている感じがする。その先にあるのは始まりだ。

 

街を歩いていると就活中の学生がたくさんいることに気がついた。今の就活のスケジュールってどうなっているんだろう。

自分もそうだったから批判のしようがないけど、あの判を押したような格好はなんというか…好きじゃないのである。ストームトルーパーたちよりも不気味な画一性を感じる。自分への自信のなさと将来への不安で胸がいっぱいで、それでいて自己PRと言う名の虚勢を張らなければならないしんどさ、理不尽な社会への怒り。あれは私だけだったのか?同期のみんなや、今の大学生にも言えることなのだろうか?

私の体験なんて全然当てにならないけど、とりあえず自己分析で出てきた自己像に(自分の本音の部分まで)捉われる必要なんてない。ただ、自己分析はツールとして使えばいい。建前と本音。いつでも人は自由。リクルートスーツに身を包んでいても精神は自由なのだ。

 

明日はエイプリルフール。インドの祭ホーリーのごとく、黒づくめの就活生に色鮮やかな粉を振りかけてロックな感じにしたい。いやいっそ、しかめっつらをしている大人全員にぶっかけたい。でも、今楽しい顔している人も一緒にはしゃいでほしいな。子どもも楽しんでほしいな。要するに日本中を最高にハッピーでロックな感じにしたい。花火も上げたい。

もうインドのホーリー、終わってるけど。

3月半ばのお祭りだけど。

タイ古式

タイ古式マッサージに久しぶりに行ってきた。

そのお店は、「疲れたから行こう」というよりは、何ヶ月も経ったある日「あっ今日はあそこに行こう」と頭の上でピコーンと電球が光る感じ。

多分必要な時期を身体が勝手に判断しているんだと思う。

 

全体的に身体がモヤっとしているので、オイルマッサージなどではなくタイ古式でシャッキリしたい、と店長に伝える。

確かな技術で手も足も使って揉まれる。ストレッチで筋肉を伸ばす。気持ちがいい。

 

何年もお世話になっているお店だけど、これまで体験したことのない技も使われていて、店長…ますます進化してる…!と日々精進する姿勢に頭が下がりました。

 

これは色んなところに書いていることだけど、バンコクのスタイルは元々王様のためのものなので失礼のないよう指圧中心、チェンマイスタイルは仲間うちのためのものなので足も使うしストレッチ多め、らしい。

 

店長はチェンマイで修行を積んできた。 

いつかはチェンマイにも行ってみたい。「北方のバラ」と呼ばれる美しい古都に。

「攻殻機動隊」重低音ウーハー上映

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塚口サンサン劇場での重低音ウーハー上映。

 

以前DVDで観ていたが、映画館でやるなら是非観に行きたいと思った。4月7日公開のハリウッド版に備え、あらためて観たかったというのもある。

当然のことながら全く違った経験となった。

作品世界に深く深く「ダイブ」する。

 

前回はSAC2期の2nd GIGやイノセント未見、原作未読の状態で観たのが、今回は様々な作品の繋がりを意識しながら観ることができた。攻殻機動隊の世界は深い。

 

それにしても塚口サンサン劇場さん…最初は字幕版を上映するとしかホームページに載っていなかったのに、吹き替え版声優陣(田中敦子大塚明夫山寺宏一とARISEより前の攻殻機動隊作品のメンバー)が決まったら吹き替え版もやるって攻殻ファンの気持ちをよくわかっている…しかもどちらも重低音ウーハー上映をするって…映画ファンの心を掴みにきてる!一生ついていきます!(敬礼)

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しろはくろ。

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弟が新潟酒の陣で買ってきてくれました。

キャップに赤い帽子が乗っているのが可愛い。

ホームページは載っていない一品そして逸品。

 

白麹で仕込まれていて、まるでワインのような味わい。どことなく味に丸みがある。

どちらかというと荒々しいというよりは調整の取れた味。しっとりとした甘みがあり、口当たりもまろやか。味の濃い肴よりも繊細な味のものを合わせたい。

 

新潟長岡の柏露酒造さんのお酒。

このようにして、色々な蔵元を知ることができるのは楽しいことだ。ご縁を感じる。

「AKIRA」重低音ウーハー上映

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塚口サンサン劇場でAKIRAの重低音ウーハー上映観てきました。1988年(!!!)の映画。劇場はほぼ満員。重低音ウーハー上映は初めてだったけど、「音を耳で聞く」なんてもんじゃない。身体全体(特に心臓)に振動が響く。

 

映画は「なんか上手く説明できないけどスゴいもん観た…!」という感じ。
スピード感、世界観、音楽、人物の表情、動き…色々凄いんだけど、とにかく作品全体の熱量が高くて圧倒される。

 

上映終了とともに、どこからともなく拍手が沸き起こった。

私も思わず拍手した。胸が熱くなった。

 

ところで、AKIRAの漫画の連載が始まったのが1982年、映画化されたのが1988年。そして物語の舞台は「第3次世界大戦後の、東京オリンピックを翌年に控えた2019年」。1982年に東京オリンピック開催を予言していたのってヤバくないですか…。描かれた頃には「近未来」だった2019年。あと2年…あと2年なんですよ…。

現実が追いつきつつあることにガクガクします。

インドからの風

がぶわーっと吹いた。

 

夫とインド料理屋でご飯を食べた。豆のスープに、サラダ、チキンティッカ、タンドリーチキン、ほうれん草とカッテージチーズのカレー、ナスのカレー、里芋のカレー、ガーリックナン、プレーンナン、ライス、最後はホットチャイ。

 

この度、親族がインドに赴任することになった。私はインドに2回行ったことがある。夫は3回。

インド料理屋で美味しい料理を食べ、店内のテレビで流れているインド音楽のPV(素晴らしい自然やエモーショナルなダンス!)を見ていたら、インドからの風がぶわっと自分の中を吹き抜けていった。

 

インドに「そろそろまたおいで」と呼ばれた気がした。「地球の歩き方」'12〜'13年版のあとがきにも書いてあったけど、本当にインドはそういう国だ。一回行ってみて、日本に戻ってしばらくすると、「帰っておいで」と呼ばれる。それでまた行く。その繰り返し。不思議な国。

 

 

親族の赴任地は西インド。西の方といえば、行ってみたいところが山ほどある。家に帰って、早速「地球の歩き方」インド編を開いてみた。

 

ムンバイ近くの、エレファンタ島の遺跡。

グジャラート州、アフマダーバードにあるダーダー・ハリ階段井戸。井戸といっても、小さい丸い石垣の中にバケツを下ろして行くようなものではない、大建築のものだ。スィディ・サイヤド・モスクの美しい線条細工の窓。アダーラジの階段井戸。これも素晴らしいと聞いている。

そこからさらに7時間電車に乗って行く、ジュナーガルの街。鬱蒼とした木の生い茂る中にそびえるウパルコート砦。ジャイナ教の聖地のギルナール山。そこにある9999段の階段。オレンジピンクに塗られた石に目だけが描かれたシヴァ神

 

そしてすぐにパソコンを開き、航空券を検索。想定よりずっと安い便が見つかった。

 

インド旅行はものすごく楽しかった記憶ばかりだ。常識を突き破る自然や遺産の数々。これがビジネスだとそう簡単にはいかないだろうけど、観光客として行くのはとても楽しかった。

インドは治安が悪いと言われるけど(レイプ事件などは怖くてたまらない)、私達は幸運なことに犯罪に合ったことがない。リスクを回避するようにした部分もあるし(よくある犯罪のパターンは頭に叩き込んで行く、インド経験者と一緒に行く、男性も含めた6人の大人数で行く、日本語が通じる現地旅行会社の活用、セキュリティが怪しいホテルではホテルの人に鍵を開けられ盗難に遭う場合があるのでさらに南京錠をかけるなど)、たまたま選んだ行き先が治安の良い場所であったこともある。

 

でも、一度でもインドに行ってみるとわかるのだ。「この国、広すぎじゃないか?一言で表すのは無理だろ!」と。

 

日本人観光客が行く北インドのデリー、アーグラ、ジャイプルなど(「黄金の三角形」と呼ばれている)は特に悪い人が多いと聞く。しかし、そこから離れた西インドのエローラやアジャンターなどはとても安全な印象を受けた。流れている空気が違うのである。ヒマラヤの方のラダック地方も、平和な片田舎という感じだった。

 

インドはEUから3ヶ国ぐらい抜いたぐらいの大きさ。自然も歴史も民族も文化も治安も、一言では語れないのである。だから何度でも行きたくなるのだ。

 

そんなこんなで急激にインド欲が高まってきたので、「遊びに行っていいですか⁈特にエレファンタ島とアフマダーバードとジュナーガル行きたいんですけど一緒にどうですか⁈」と親族にLINEを送ろうとしたら、夫に「赴任が決まったばかりの今にそんな情熱的なメッセージを突然送られても引かれるだけだからやめとけ」と止められた。相手はインドに行ったことがなく、そんな熱量を当てられても戸惑うだけだから、と。相手にもインドに興味を持ってもらって、そこでの生活を最大に楽しんでもらおうと思ったのになあ。でも確かにどん引かれる可能性はあるので、もう少しタイミングを見て送ろうと思います。

 

 

いくら行きたいと言っても、健康でないとしんどいので早く病気から回復しないと。あとはお金。なんとか貯めないとなあ〜。でも親族が現地にいるというのはまたとないチャンスなので、できれば活かしたいと思っています。

とりあえず明日の朝はチャイを入れよう。